後輩の相談に乗ったら備え付けの手錠に繋がれて支配されるカラダとほどける心 (ページ 6)
卓人は私の手錠をそっと外し赤くなってしまった私の手首を優しくなでた。
「えみ姉・・・ごめんね。でも・・俺ふざけてないから。」
私の顔を見れないのか俯いたまま話す。
「今まで彼女がいるって言ってたのも実はえみ姉に気にしてもらいたくて言ってた嘘なんだ。俺・・・入社したときからずっと・・・」
卓人が顔を上げた瞬間、私は顔を近づけ卓人の唇にチュッとキスをした。
「卓人、好き。」
卓人は驚いて目を見開いている。
「卓人、好きだよ。」
もう一度言うとさっきまでの強引な彼とはまるで別人みたいに真っ赤になって俯いてしまった。
そして一言
「じゃぁ・・・今度から呼び捨てで呼んでもいい?」
私も一言
「うん いいよ。」
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