雨で冷えたカラダをお風呂場で激しく熱く求められて…剥き出しの雄々しい本心に触れる (ページ 2)
先ほどのやり取りを思い出し、雨の中途方に暮れる。
「日和!」
振り返ると、物凄い勢いで走って来る順平が見えた。
「はぁはぁ」
「どうして……ここがわか……」
言い終える前に
「コンビニ行ったらいなくて……はぁはぁ。も、もしかしたらって、こっちに来た。……はぁ。っんとに、最近走ってないから心臓やぶれる。はぁ」
順平にぐいっと腕を引かれ、強く抱きしめられた。
ギュッと熱い痺れが体の奥から疼く。
「嫌な思いさせたな。ごめん……」
「……」
私は何も言えず、
順平の温もりを求めるように
回した腕に力を入れる。
順平が切なげな瞳で私を見つめてきた。
別れるのを覚悟で
自分がとても不安だという気持ちをぶつけてみる。
言ったら
面倒くさがれるとか、
嫌われてしまうんじゃないかとか
色々考えてしまうが、
ここで何も言わなくても、
この不安が消えるわけではない。
言い終わると、順平は不安にさせたことを詫びた。
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