冴えない私。でも真っ赤なハイヒールを履くと、ドMな店員は熱い視線で私を見つめてきた。 (ページ 2)
「脱がせたい?それとも、このままがいい?」
高坂さんはギラつく瞳で私を見つめる。
「お客様……」
高坂さんの瞳は欲望に燃えていた。私の足に今にもむしゃぶりつきたいのだと、はっきりと悟った。
「梨花よ。私の名前」
「梨花様……」
「どう?この真っ赤なハイヒール、どうしたい?」
高坂さんはゴクリと喉を鳴らした。呼吸が荒く、顔色が赤くなっていく。
「ずっと履いていてください。その靴で、床を踏みしめてください」
私はニヤリと笑う。ああ、この男の性癖がわかった。母のしもべたちと同類だ。
「そう。踏みしめるのは床だけでいいの?もっと踏んで欲しいものはない?」
「どうか……。この高坂も踏みにじってください」
ぞくぞくした。高坂さんは、いや、高坂は床にひざまずいて私を見上げる。その目には熱い欲望が燃えていた。
私はソファに背中を預けると、高坂の肩に足をかけた。ゆっくりと力を込めると、高坂は興奮に身を震わせながら床に両手をついて、私を信仰しているかのように頭を下げていく。
もう片方の足を高坂の頭に乗せた。表情は見えないが、喜びで震えているのがハイヒール越しに伝わってくる。
「高坂、どう?気持ちいい?」
「はい。ありがとうございます。どうぞ梨花様のお好きなように高坂をお使いください」
家来をはべらす女王の気持ち。そんなもの、一生知ることはないと思っていたのに。真っ赤なハイヒールは、私をこの世の頂点に連れてきてくれた。
思いきり高坂の頭を踏みにじった。高坂が床に顔を擦りつけて喜んでいるのがわかる。もう片方の足を伸ばして、高坂が床についた手に跡がつくほど強くヒールを押しつけた。ビクリと高坂が身を震わす。
「気持ちいい?」
「はい。梨花様に踏みつけられて、高坂は世界一幸せな奴隷です」
「奴隷?」
「はい。高坂は梨花様のためでしたら、なんでもいたします」
ぞくぞくと背筋を快感が駆け上る。この男は私の奴隷。私の願いをなんでも聞く、かわいそうな男。そう思うだけで、私の内側からじわじわと蜜があふれて下着を濡らしていく。
「では、服を脱いで下半身を露出させて」
高坂は頷くと、私の足をうやうやしく床に下ろして立ち上がった。なんの躊躇もなく服をすべて脱ぎ捨てる。高坂の股間には男性のシンボルがしっかりと立ちあがっていた。
「いやらしい。何を興奮しているの」
「梨花様の美しいおみ足に踏んでいただけた喜びで、このようになってしまいました。はしたない奴隷に、どうかお仕置きを」
私は湧き上がる性欲に唾を飲む。もっとこの男を踏みにじりたい。
「高坂。私の靴にキスをして」
高坂の目がギラリと光った。ひざまずいて、うやうやしく私の足に手をかけて持ち上げると、真っ赤なハイヒールにキスをする。まるで性感帯を刺激されたかのような快感が、私の奥深くをジンと痺れさせた。
「お前がひざまずくのはハイヒールなの?それとも私?」
高坂は私の足を両手でそっと包みこみ、頬ずりした。
「梨花様の美しさに私の心は囚われてしまったのです。もっと高坂を踏みにじってください」
「床に寝そべって。あおむけで」
命じると高坂は輝くような瞳で私を見つめながら、床に体を横たえた。身体の一部分だけがピンと立ち上がっている様子は滑稽だ。だが、その滑稽さがどこか卑猥でジュンと液体が下着に染みを広げていく。
高坂の立ち上がったペニスを、根元から先の方までゆっくりとハイヒールの爪先で撫で上げた。ぴくぴくと震えるペニスは今にも逃げ出そうとしているかのように揺れる。その揺れが焦らし効果を生むのか、ペニスの先からトロリと液が漏れでてきた。
舌なめずりをして高坂を見下ろす。高坂は興奮しきった瞳で私の足に見入っている。
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