お隣さんに恋するシングルマザーの私。ある朝ゴミ出しでブラジャーをつけ忘れてしまった私に思わぬ展開が待っていて!?

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お隣さんに恋するシングルマザーの私。ある朝ゴミ出しでブラジャーをつけ忘れてしまった私に思わぬ展開が待っていて!? (ページ 1)

「美咲さん、おはようございます!」

「おはようございます」

お隣で暮らす芳樹さんは、毎日笑顔で挨拶をしてくれる。

いつも明るくて爽やかで、娘ともたまに遊んでくれるし、こんなに素敵な人がお隣さんで本当によかったと思う。

夫の浮気が原因で離婚して三年。

シングルマザーとして働きながら子育てに一生懸命取り組む日々だけれど、私はいつしか芳樹さんに好意を抱いていた。

「あ、美咲さん…」

「え?」

娘を見送ってゴミ出しに出たところだった。

赤くなった芳樹さんの目線の先が自分の胸元にあることに気づいて、私はゆっくりと視線を下ろした。

「きゃああ!?」

乳首が、透けてる!?

ブラジャーをつけ忘れていたことに気づいて、私は思わず両手で胸を隠した。

「ご、ごめんなさい!私うっかりしてて…!」

「い、いえ、俺こそすみません!ジロジロ見ちゃって…」

「じゃ、じゃあ失礼します!!」

あまりに恥ずかしくてアパートに逃げるように駆け込んだ。

「うう…何してるのよ私。これじゃもう芳樹さんの顔二度と見られない…」

ドアの前でへなへなしゃがみ込んでいると、トントン、とためらいがちにドアを叩く音がした。

「あの…美咲さん」

「芳樹さん!?」

「さっきは、すみません。あの、怒ってますか…?」

「お、怒ってなんていません!私こそ、恥ずかしいところを見せてしまって…」

私はためらいがちにドアを開けた。

「芳樹さん、私のこと嫌いになってませんか?大丈夫ですか?」

「まさか。俺は美咲さんのこと、ずっと…」

ずっと…その言葉の先を勝手に想像してしまった私は、気づいたら声を上げていた。

「あの!私も、芳樹さんのこと、いつの間にか好きになってたんです!」

「え?」

「え?」

「あ、俺、ずっと美咲さんのこと、応援してるって言いたくて…」

ぎゃあああああ!

勝手に勘違いしていたことに気づいた私は、とっさにドアを閉めてしまった。

「わ、わわわ、忘れてください!!」

「待ってください!」

「こ、こんなに恥ずかしいことばっかりしでかして、私、もう芳樹さんの顔見られません!!」

「あの…美咲さん」

芳樹さんの声がすごく優しい。

「俺も、美咲さんのこと、好きです」

「へ?」

「もっと、ちゃんとした形で伝えようと思ってたんですけど…でも、この気持ちに嘘はありません」

「ほ、本当に…?」

「本当です」

恐る恐るドアを開けると、顔を真っ赤にした芳樹さんが立っていた。

「美咲さん」

「芳樹…さん」

手を引くと、彼はためらいがちに中に入ってきた。

背伸びをして、彼の頬にキスをする。

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