お嬢様のオナニー現場に鉢合わせた執事は、やさしくそのサポートを始め…… (ページ 5)
しばらくあと。
やっとしゃべれるようになった玲香は、松下の横でコーヒーを飲んでいる。
「本当は、旦那様におゆるしをいただくまでは指一本ふれるべきではなかったのですが…」
「……指一本…」
松下の指を見下ろし、さっきのことを思い出し、もぞもぞと腰をうかせながら、玲香が恥ずかしそうにうつむいた。
「まったく、ずいぶんと破廉恥なお嬢様になられたものですね」
「だって…」
「いいんですよ。そのおかげで思いが通じ合ったんですし」
松下が、隣りに座る玲香の髪を、恋人の手つきでそっとなでる。
「もっともっと破廉恥にしてさしあげますよ、玲香お嬢様」
「冗談……だよね?」
真っ赤になった玲香をよそに、
「さあ、どうでしょう」
松下が楽しそうに、にこりと笑う。
(了)
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