男子校の問題児10人への補習授業中、弱みを握られていた私は…
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男子校の問題児10人への補習授業中、弱みを握られていた私は… (ページ 1)
私立北大路男子高校の教師になって、もうすぐ2年になる。
毎日毎日、騒がしい生徒たちに囲まれて、忙しい毎日を送ってる。
「若菜先生、さよなら~」
「はい、さようなら」
放課後。
早く帰りたいのに、今から問題児たちの補習授業が残っている。
はぁ…。
大きなため息を一つ。
問題児。
どのクラスにも必ず1人や2人はいるもの。
でも、私のクラスの問題児たちは10人…クラスの三分の一が、そうなんだ。
今からその10人の補習授業…。
はぁ…。
また一つ息を吐く。
私が舐められてるからだめなんだ…。
しっかりしなきゃ。
自分に鞭をうって、教室へ向かった。
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