事務所とマネージャーに仕組まれたルール無視の何でもアリの交流会で… (ページ 4)

男の体に囲まれてあんまりよく見えないけど、サラちゃんとマコちゃんの悲鳴も、ときどき聞こえてきた。

ファンの野太い歓声と、叫ぶような喘ぎ声は、いつもの構図となんら変わらないように思える。

私はタカシの性器を握った。握手会のときと同じように。

そして、胸の谷間でそれを挟んだ。おっぱい握手会だとファンは勝手に盛り上がり、じゃんけんで順番を決めている。

タカシの鬼頭が、私の乳房に挟まれて、埋もれたり顔を出したりしている。

先端を当たり前のように唇へ押し付けてくるので、こぼしたお酒を舐めとったときと同じように、舌を出した。

先走った液体の苦みで顔が歪んだ。同時に、膣からペンライトが引き抜かれる。

私はバランスを崩し、四つん這いの体勢になってしまった。

タカシの下半身に、覆いかぶさるような形で。

「ミドリちゃん、僕のペンライトも欲しいよね。挿れてあげるね」

「うぐ……っ!あ、ああ、あんっ……!」

口にはタカシの性器を含んだままだ。引き抜かれたペンライトは私の体液で濡れていた。

ショーツは横へずらしただけ。そこへ今度は本物の男が、ペニスが、潜り込んでくる。

嫌だった。嫌なのに、カラダは感じてしまっていた。

「ふあ―――っ……!」

上の口にも、下の口にも、男の欲望を咥え込んだまま。

最初に射精をしたのは、カラダを繋げているファンの方だった。

お尻にどろりと熱い液体をかけられて、今起きたことを悟った。

タカシは私の頭を押さえて腰を振り、口の中で射精した。

顔を上げさせられ、精液を全部飲み込むまで、下ろしてはもらえなかった。

「やっぱりミドリちゃんが一番だよ。ずっと推してあげるからね」

「はい、ありがとうございますぅ……っ、あ、ああんっ……! く、くださぁい……挿れてくださぁい……」

「ほら、お口がお留守になってる」

「んんっ……おいし、……おいしいですぅ……」

タカシも、他のファンも、代わる代わるに私を犯した。

私は望まれる通りにおねだりもしたし、体中で握手に応じた。

温泉でだって、宿泊する部屋でだって、することは変わらない。

狂った宴のような、温泉旅行だった。

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―――帰り道。

休憩のためサービスエリアに寄ったマイクロバスの中で、3人の喘ぎ声が響いていた。

「あ、あぁんっ……あっ、あ……、素敵な企画を、あ、ありがとうございますぅ……!」

「もっと、……もっと、ファンの皆さんのためにぃ……っ……!あっ……!」

「ご褒美、くださぁい……、マネージャーの、ペニスでぇ……っ……」

「やっぱり、色気を出すためには、男性経験が一番ですね」

「ええ。3人とも本当に魅力的になりました」

「―――いいアイドルに、育ちそうですね」

これは、芸能界の地下で、 欲と精にまみれた話のうちの、ひとつ。

―――彼女たちは今日も、ライブハウスで笑顔を振り撒き、ファンとの「握手」に、勤しんでいる。

―――end.

-FIN-

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