ずっと好きだった、幼馴染みのような存在…二人の夜は緩やかに (ページ 4)
部屋に入りそのままの勢いでベッドに押し倒され、キスをした。
こういうことするのは初めてじゃないけど、慶太からのキスは、愛情で抱きしめられているみたいに温かくて安心した。
キスってこんなに気持ちのいいものだっけ……。
嬉しくて鼻の奥がツンとする。
唇、まぶた、頬、あご、耳、首筋、鎖骨、指……
慶太の唇が吸い付いてくる。
骨抜きにされそうだ。
慶太は、私の服を脱がし柔らかい唇で甘く愛撫を身体中に散らしていく。
「こんなところにホクロあったんだな。知らなかった……」
私には、太腿の付け根の内側にホクロがある。
それを見て言ったのだろう。
「俺が明里のことで知らないのはイヤだ。他にないか、体の隅々まで調べないとな」
「ふふ。駄々っ子みたい」
「余裕なのは今だけだぞ」
体のあちこちを凝視しながら大きな手のひらで輪郭を確かめるように体を撫で回す。
手のひらから伝わってくる男としての慶太。
「ちょ、くすぐったい。……あ、ん、あん」
慶太は撫で回すのに満足すると今度は舌を這わせた。
スルリと私の腿を割り、慶太の舌がラインをなぞる。
「ジュルッ」といやらしい音を聞きながら抑制できない自分の声が恥ずかしく、薬指を噛む。
慶太とこうなることを望んでいた私は、体が一気に熱くなり、すぐに体をビクンッと震わせた。
私がイッたのを確認すると、慶太がゴムをつける。
慶太のあそこを見てびっくり!
え! これが入ってくるの??
慶太の凶器に焦り絡めた指にも力が入る。
「——っ! んんっ!」
「——っ。はぁ。きっつ。……明里、大丈夫か」
慶太が気遣ってくれる。
「あれが入ったなんて奇跡……」
無意識に、言わなくていい言葉がもれる。
「あっ! 慶太、大きくなっ……」
「お前、それ褒め言葉」
ムスッとしたような照れてるような……慶太、こんな顔するんだ。
見たことのない表情に胸の奥がキュッと締め付けられる。
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