社長に焦らされ視姦され夜の社長室に響く妖美な甘い声

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社長に焦らされ視姦され夜の社長室に響く妖美な甘い声 (ページ 1)

いつからこうなってしまったのか。

ああ多分、きっとあの時。

入社式の壇上で挨拶するこの人を、吸い込まれるように見入ってしまった時から。

美術品を見るように嬉しそうに目を細めて、品定めするような視線。

私を見ているのではないと何度も思い直した。

一度目を反らしてから、再び壇上に目を向けると、微かに目を細めた舐めあげるような視線が絡む。

身体の中心がじわじわと熱くなってきて、周りに気付かれないようにそっと太腿を擦り寄せた。

「結城くん、うちの部の新人代表で13時から社長室に行ってきてくれ」

朝礼の終わり際、課長にさらりと言われた。

「分かりました」

条件反射的に答えながらも(何で私?)と不思議そうな顔をする私に課長は、

「毎年ランダムに選ばれるんだよ。簡単な面接みたいなもんだ。」

と言い、何でもないことのように自分の席に戻っていった。

簡単な面接…。

樫木社長とは、あの入社式以来3ヶ月ほど経つが一度も会っていない。

それなりの会社の社長とただの平社員なのだから当たり前といえば当たり前なのかもしれない。

入社式の時の樫木社長の視線が思い出されて、下半身がじゅんと潤いを増していく。

そんな私はちょっと変態なんじゃないかと思ってしまう。

何を期待しているのか。

そう思うのに、指定の時間まで社長との情事の妄想が何度も何度も思い浮かび、下着を濡らした。

指定の時間の5分前になり、社長室の扉の前で深呼吸をしてから、扉を3回ノックする。

「はい」

扉の向こうの無機質な低い声に、浮わついていた気持ちがビリっと引き締まる。

「企画課の結城です。」

「ああ、入ってくれ」

失礼しますといい、重厚な扉を開けた。

目の前には、座り心地の良さそうな恐らく高価であろう応接セットが置かれていて、その奥に私の事務机を3台分ほど並べた長さの机がどんと構えていた。

樫木社長は、その机に腰掛けて、書類を片手に眼鏡を外した。

「悪いね。時間通りに来てくれたのに、少し待っていてくれる?」

少しだけ笑みを浮かべながら、眉毛を下げる樫木社長に、緊張が少し解けていった。

きっと、若い頃はすごくモテたのではないだろうか。

いつもシワのない高級そうなスリーピースのスーツを着こなして、多少白髪が混じってはいるが清潔感のある髪型と端整な顔立ち。

きっと、泣かされた女の人は沢山いたに違いない。

「さて、始めようか。」

樫木社長は、見ていた資料を机に置き、私の向かい側に腰を下ろした。

「もう入社して3ヶ月か。どうかな。困っている事とかないか?」

「大丈夫です。ついていくのに必死ですが…。」

「先輩にイジメられたりとかは?」

「大丈夫です。優しくして頂いています。」

「そうか。…まぁ、表向きの質問はこんなもんだな」

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