クリを電マで責められた後にクンニでイかされ続けて…4月1日の天邪鬼 (ページ 2)
「なになに。俺のいない間にベッドシーツ汚しちゃったの?」
「!?え、な…んで?帰宅は明日の早朝だって、今朝のメール、で言ってたくせに…」
洗濯していたシーツを取り込み、ベッドメイキング中に聞こえた声。
驚きとともに声の主へ視線を向ければ。
寝室の入り口に寄りかかって口元に手をあて、ニヤついている辰義の姿。
「問題です。今日は一体何月何日でしょう?」
「…バッカじゃないの」
わーい、引っかかったー。
私の嘆息混じりの暴言など気にせず、辰義はまるで子供のように喜ぶ。
その姿を尻目に、私は中途半端になっていたベッドメイクを再開する。
「どうせなら本当に明日の早朝帰宅をすればよかったのに」
「え、なんで?」
「夜遊びとか、イケナイことでもしてくればよかったのにって言ってんの」
「は?なんで?」
「エイプリールフールなんでしょ?それなら私も許してあげたの…っ!?」
ドンッ、ドサッ
言い終わるより前に感じた背後からの衝撃。
私はふかふかのベッドシーツに顔面をしたたかにぶつける。
「朱理、それ本気で言ってる?」
後頭部に落とされる、低く重たい言葉。
更には私の両手を辰義の両手でもって抑えつけられ、彼の体重によってみじろぎすら封じられる。
「あ、もしかして俺ばっかり嘘ついたから怒ってんの?その仕返しのつもりだった?」
髪に隠れた耳を、辰義自身の鼻で探り当て
「それじゃ、フェアにいこう。朱理は今から、俺に好きなだけ嘘ついていいよ」
あぁ。
寒気がするほどの色気、というのはこういう時に使われる表現なんだろうな。
背中を走る悪寒に納得した。
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