お嬢様…―そう声を掛けてくる眼前の男に私は跨がりゆっくりと腰を落とす (ページ 4)

生まれたままの姿になった私は見られるのが恥ずかしくて隠そうとするけれど、結城は許してくれない。

「俺を、誘惑した罰ですよ」

急に、サディスティックに微笑むと、結城は私の乳頭を吸う。

「んっ……！」

見せつけるように舌先で転がし、手は私の秘部へ潜り込む。

恥丘を大きな指でわけて、指をナカに埋めた。

「もう、こんなにぐちゅぐちゅに……」

結城は蜜を救うと、やわく芯を持ち始めたクリを摘まむ。

「きゃん！」

「刺激が強すぎましたか？」

「あぁ……そこぉ……！」

びりびり痺れて、奥まできゅんきゅんしているのが自分でもわかる。

収縮するナカに埋められた中指と、クリを転がす親指は、快楽を逃がそうと動いてしまう私を許さない。

聞いてくるくせに刺激を辞めない結城は、私の足を大きく開かせた。

「極力、優しくします」

キスと一緒に、結城が潜り込んでくる。

「ああああっ！」

優しく、でも圧倒的な質量。

内壁をえぐる熱さが、ゆっくりだからこそじっくりと私を快楽へ誘う。

「星那様のナカ……ッ！すごい……うねっているのに、きゅうきゅう締め付けてきて……！」

「やぁ……そういうこと、耳元で、言わないでよぉ……」

恥ずかしくて顔を背けると

「仕返し、ですから」

耳をはまれ、中に舌が入ってきた。

――ぴちゃっ……くちゅ……っ

「ひゃああ！」

ダイレクトに伝わる卑猥な水音。

逃げようにも、身体を完全に抑え込まれている。

ずんっと一際深く、結城が突いてきた。

「星那様……ッ！すごい、力を抜くと押し出してきて……」

「はぁ……だって、結城のすごい……」

「もうイきそうですか？」

「うん、気持ちい……あん！」

結城は私を抱きすくめると、私を跨らせ、上体を上げる。

向かい合う形で、体重により一層結城のそれが深くなった。

「う、あん……こ、これぇ……」

結城の亀頭が、子宮口をぐいっと押し上げる。

少しでも腰の位置を変えれば、奥をしつこくぐりぐりとこねくり回され、快楽に収縮すれば、びくびくと生き物見たいに痙攣する幹の太さが伝わる。

「この体制……対面騎乗位って言うんですよ」

「ん、あぁ……」

「星那様のナカ、俺にもっともっとって吸い付いてきて……くっ……！このままでもイけそうですよ……」

「いや……っ」

気持ちいい、気持ちいいけれど……このままゆっくり焦らされるなんて……！

「クリ、腫れてますね……。してほしいですか？」

「ああああ！だめぇ！今されちゃうと……！」

結城は意地悪な笑みを浮かべ、私のクリを指先でくりくりといじめる。

「ははッ……すげぇ締め付け……！」

結城の、荒い言葉使いに、彼も限界が近いことがわかった。

「どうしたらいいのか、わかりますよね」

「ん……」

私は浅く腰を上下する。

結城の肩を掴み、ぬるぬるに濡れそぼったそれが抜けないようにしながら……。

「はぁっ！ふあ！んん……！」

とろとろの熱に浮かされた全身が、イきたいイきたいと主張して……。

「結城、お願い……もっと、気持ちよく、してぇ……！」

キスを仕掛けて、おねだりする。

私にはもう、羞恥心なんてなかった。

「どんだけ執着させる気だよ……！」

「きゃあっ！」

腰を掴み、動きに合わせて一層深く、ナカへ……。

すぐそこまで降りてきたなにかにさらわれるように、私は激しい刺激に身を委ね、結城がナカで弾けたのを感じた……――。