お嬢様…―そう声を掛けてくる眼前の男に私は跨がりゆっくりと腰を落とす (ページ 2)

私はシャツのボタンを下から解く。

おへそまでが露出した。

結城の手は、律儀にもお尻とあそこだけを外して、私の素肌を撫でる。

私は結城の首筋に何度もキスをした。

美しい骨。固い筋肉。男にしては色白の素肌……。

「……ッお嬢様、もう……ッ!」

ゆっくりと舌を這わせると、結城は私の肌に爪を立てる。

お返しに、ちょっとばかりきつく噛んだ。

「もう、なに?」

私は耳たぶをはむ。

ちゅっときつく吸った後、かたちに沿って舌を這わす。

唾液を含ませた柔らかい舌でなぞれば、結城が身をよじるから、擽ったそうに逃げる腰を、自身の腰で抑える。

……服の上からでも、ずっしりと重たく主張する、結城のそれ。

内腿に当たり、擦るたびに、結城は恥ずかしそうに眼を反らす。

耳の裏まで嬲ったところで、結城が私の肩を掴んだ。

「ダメです!もう、これ以上は!俺は、星那お嬢様の執事なんです!こんなこと……!」

「……執事は、主人に従順でいなくてはならないのよね?」

「はい、ですから、お嬢様を傷つけるようなことは……」

「そう。なら、ここは随分反抗的ね」

スラックスの上から、主張するそれを柔く掴む。

結城の真っ赤な顔が、さらに羞恥で耳まで火照り、ついには涙で潤んだ。

私はその間も手を止めない。

両手でやさしく包んだそれを、上に上にと擦り、てっぺんからは指で広げる動作を繰り返す。

「びくびくしてる」

チャックを外し、パンツの上から撫でると、

「すごい、熱い……」

身体についているものとは思えないくらい、熱く、硬直していた。

裏スジをつーっと、ゆっくり撫でたあとに、幹に浮き出た血管を爪で引っ掻く。

甘い刺激はものたりないのだろう。

食いしばった口元から、はしたない吐息が漏れている。

亀頭から透明の、男の人のそれが滲んでいた。

それでも私は脱がしてあげない。パンツの上からすりすりする。

そして、根本から、その奥。

ころんと実ったとこをきゅっと揉んだ。

「ふっ……あぁ、駄目です、お嬢様……!」

「ふふっ」

私は幹を優しくつつんだまま、手を止めた。

「……結城、かわいい」

「……ご冗談を。一回り近く年上の男に……」

「かわいいわよ」

私は右手はそのままに、結城の瞼、鼻の頭とキスをして

「えい」

その顔を胸に埋めさせる。

谷間のない小ぶりの、小さな胸。

すでにピンと固くなった乳頭は、シャツ越しでも結城の頬に触れている。

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