卒業式後に解放されるヤンデレ教師の独占欲 (ページ 3)
先生は周りに聞こえないように私の耳元で声をひそめる。
“ これ合鍵・・・今日はこのまま俺の部屋に来て ”
その言葉に耳だけじゃなく顔も真っ赤にした私は俯きながら席についた。
はじめてもらった合鍵、はじめて行く彼の部屋。
今まで学校以外で二人きりになることなんてなかった。
私はクラスメイトと別れを惜しんだ後、すぐに先生のマンションへと向かった。
教えてもらった住所を頼りに部屋を探す。
「えっと701・・・ここだ」
合鍵を使って緊張気味にドアを開けた。
ドキドキと胸を高鳴らせリビングへと入る。
「・・・きれぇ、モデルルームみたい」
最上階の部屋はとても広くて、私はつい夢中になって窓からの景色に見入っていた。
そこに・・・
先生が帰ってきているとも知らずに・・・
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