彼とおそろいのピアスを開けたい。それを彼氏に伝えた結果、大変なことに……
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彼とおそろいのピアスを開けたい。それを彼氏に伝えた結果、大変なことに…… (ページ 1)
これは、彼の家に遊びに行った時のこと。
「私も、明人君と同じ場所にピアス開けたいな……」
「えっ、本当?」
私が何気なしに言ったその一言がきっかけだった。
私の彼氏である明人君は、いくつもピアスを開けている。
私はというと、興味はあるものの少し怖い気持ちがあって開けるタイミングを逃していた。
「だってさ、やっぱりかっこいいし探してみると可愛いピアスもたくさん売ってるじゃん。開けるなら大学生のうちかなって」
彼は、少し驚いた様子だったが嬉しそうに部屋の棚を漁り始めたのだった。
「実は、ピアッサー予備で持ってるんだよね。莉子の気持ちが変わらないうちにやっちゃおうよ」
何度もやっているからだろう。
彼は、慣れた手つきで準備をしていく。
私はそれをただ見ていることしかできなかった。
「印付けた場所でいいんだよね?じゃ、開けようか」
そう言って彼が私の耳にピアッサーと当てた時、何だか急に怖くなった。
「まっ、待って!」
「無理」
カシャンという大きな音が耳元で聞こえて私は、目をぎゅっと閉じた。
しかし、違和感はありつつも痛みは感じない。
「どう?別に何ともないでしょう?」
彼は、そう言って私の姿を見ながら笑っていた。
「……緊張したけど思ったより平気だった。これで明人君とおそろいだね」
まだ心臓はバクバクと音を立てている状況で、私は彼に笑いかけた。
すると、彼は少しだけ驚いた顔をしてから突然キスをしてきたのだ。
初めは唇が触れるだけの優しいものだったのに、どんどん激しくなっていく。
「はぁ、めっちゃ可愛い」
口を離した瞬間そう言って、私のことを抱きしめてくれた。
「別にお揃いにしてほしいとかそこまで思ってなかったはずなんだけど…こんなに嬉しいなんて思わなかったな」
そう言いながら彼は、抱きしめたまま私の服に手をかけた。
私は少し驚いている気持ちがありながらも、さっきのキスが気持ちよくてされるがままになっていたのだ。
「ねぇ、してもいいよね?」
彼は少し余裕がなさそうな様子でそう言い、私は頷いた。
すると彼は私の服に手を掛けて、肌が見えたところにどんどんキスを落として行く。
「んっ……」
そのぞわっとする心地よさに私は声を漏らした。
彼の唇は、どんどん下の方へ降りて行く。
「莉子はキスをされるの好きだよね。可愛い反応するからたくさんしたくなる」
「だって、明人君が気持ちよくしてくれるから……」
恥ずかしくなりながらそんな風に答えた。
「もう、早く入れたくなるからそう言うこと言わないの。我慢できなくなる」
「……もういいよ」
身体中ぞくぞくしてもう余裕が無くなっていた。
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