告白を瞬時に断ったら勝負を持ちかけられて隠れドSだった幼馴染に鳴かされる (ページ 4)

「も、やだ、そこ、ばっかり…」

「他に、どこさわってほしいの」

純が、ぬけぬけと訊く。

どこって。

「…いい加減に、してよ!」

「だから、言えばさわってあげるよ、どこ?」

腹立つ…!

ああ、こんな勝負、受けるんじゃなかった。

どう考えても不利だ。

やるとなったらすぐにシャツを脱いだ純の身体は、正直、好みすぎて引いた。

過剰じゃない筋肉と、程よく柔らかみのある綺麗なライン。

体型フェチぎみの自分を恨む。

「…下、脱がせてよ」

「いいよ」

屈辱に耐えて頼んだのに、さらりと答えて純は、ショートパンツをさっと脱がせ、で? みたいな顔で私を見る。

この野郎。

だけど私の身体は、もう完全に疼いてる。

浅ましく浮きそうになる腰を、必死で抑えているような状態。

「早く、さわってよ…」

「だから、どこを?」

純は私の耳元で囁きながら、ここ? とひざをなでる。

焦らされすぎたせいか、私の脚はそんな刺激にも、びくんと跳ねた。

見えないけど、絶対こいつ今、笑ってる。

コメント (0)

コメントを書く