偶然再会した元夫との久しぶりの濃蜜なセックスに、身も心もトロける私 (ページ 2)
「…ゴメン、誰か来たからもう切るわ」
電話を切る口実ができて助かった気持ち半分、寂しくも嬉しい気持ち半分のまま通話を切って玄関に向かった。
拭い切れるだけ涙を拭って電話を片手に玄関を開けた。
「…嘘でしょ」
ドアを開けると目の前には電話を耳に当てたままの壮介が立っていて、思わずそう呟いた。
「何で、どうして」
「本当にまだ、ここに住んでたんだな。離婚して清々したのに、引き払わなかったのか?」
「だって、だって…」
こんな未練が残ったままで…
「引き払って壮介との時間をなかったことになんてできない…!」
ありったけの思いをぶつけるように言いながら、私は目の前に居る彼へ抱き付いた。
「私もずっと貴方と一緒に居たかった…本当は離婚なんて、したくなかった…!」
久し振りの感触や香りに、止まりかけていた涙が再び零れ出した。
「壮介っ、壮介っ…」
大きな胸板に顔を埋めたまま名前を口にしていると、体を離されて柔らかいものに唇を塞がれた。
涙が入って少ししょっぱくて、空気の出入りを遮断されて息苦しいはずなのに。
柔らかさと人肌の温かさを感じている間は、高揚感が冷めて神経が落ち着いてリラックスしていた。
*****
私達はそのまま寝室にもつれ込むと、どちらからともなく唇を重ね合わせた。
「んっ、んっ…はぁっ」
角度を変えながら何度も唇を重ねたり、時には舌を入れ合って口内の感触を味わう。
久し振りに舌や唇で感じる温かな湿りや弾力は甘美で魅惑的で全身、特に下半身の局部をじわりと熱くした。
「はぁっ、あっ…あっ!」
夢中で壮介の唇を貪っていると脚がベッドサイドにひっかかり、そのままベッドの上に押し倒されて圧し掛かられた。
弾みで口付けが途切れると、壮介の唇が今度は私の首筋に移る。
「あっ…はぁんっ」
肌に唇を落されながら舌でねっとり舐め上げられる場所が、ビリっと痺れるようにくすぐったい。
じわりじわりと相変わらず局部の温度も上がり続け、悦びを示していた。
うっとりする熱さに甘く苦しむ間にも、壮介の行為は進んでいく。
ボタンを外す時間も惜しいのか。
彼はボタンが閉まったままのルームウェアの裾をバサッとめくり上げ、私の上半身を裸にした。
お風呂上がりでブラジャーで覆ってない、チラリと眼下に映る剥き身の2つの膨らみ。
その頂点にある突起物は紅潮し、ピンと立ち上がっていた。
少なからず快感を感じている証拠を解放しているのが恥ずかしかったが、その理由はそれだけではなかった。
「…そんな、ジッと見ないで」
裸の胸元に注がれる、壮介の熱い視線も羞恥を助長していた。
「相変わらず、すごく綺麗だ、凛」
じっくりと堪能したのか、視線を注ぐのを止めると今度は胸元に顔を埋めた。
そして片方は大きな掌で膨らみごと指先で先端部を弄び、もう片方は舌や唇で弄ぶ。
「ひっ、あっ…はんっ」
手の力で少し痛いくらいグニャグニャにゆがめられたり、爪先や指の腹で弾かれたりピンと引っ張られてクリクリと捏ねられる感覚。
キャンディーのようにペロリと舌の中央や先で転がされたり、唇や歯を軽く立てられて甘く噛まれて食まれる感覚。
「んっ…ぁっ」
静電気のようにビビッと鋭く鮮明な刺激。
そして火傷のような鈍く痺れるような刺激が深く入り混じったまま、私の全身を巡って感覚神経を侵して煽情もくすぐった。
だが、欲求を煽ったのはそれだけじゃない。
舌を伸ばして私の乳首や乳輪にむしゃぶりついたり。
指先や爪先を器用に動かして官能を生み出す壮介の姿が。
公的な場面と違って、淫らだけど欲望剥き出しでカッコよかったから。
「あっ、はっ」
情欲を持った体は高揚するばかりで、中心部がまたジワリと熱を持ってうずく。
身動いだだけでも溶けるように熱い。
その感覚に思わず膝小僧同士を擦り合わせていると、閉じるなとでも言わんばかりに壮介の指先が服の上からその部分を触った。
局部を覆うように指を置くと、先端が2枚の布の上から入り口周辺に擦り付けるように指先を動かした。
しかしそれではすぐに物足りなくなったらしく、その指は裾から侵入してパンティの上から同じ動きをした。
「あっ、ああんっ」
布1枚分素肌に近付いたせいで指の動きや刺激を鮮烈に感じる。
一気に密度が高くなった官能に、甘ったるい声を漏らしたまま半身を仰け反らせたりして悦びに悶絶した。
「もうこんなに熱くて濡れてる…もしかして、離婚してからずっとしなかったのか、セックス」
壮介のその問いに、羞恥で顔や全身が急激に熱くなるのを自覚した。
「そうだよ、してないよ。どうせ相手も居ないし、それに…」
他の男相手じゃヤりたいとも思わないし。
ストレートな質問にヤケになったが、それだけは本当に恥ずかしくて心中に止めた。
しかしそれは私だけではないらしく、応えをもらった壮介の頬も徐々に赤みを持っていた。
「えっ」
想定外の反応に間の抜けた声を上げる私を前に、彼は恥ずかしそうに答えた。
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