「おまけに家に連れ込むだなんて、ねえ?」誤解が招いた送り狼 (ページ 6)
耐え切れなくなった私がへなへなと崩れ落ちかけると、卯月さんは私をフローリングの廊下へと座らせた。
目に映った卯月さんの足元が乱暴に革靴を脱ぎ捨てていて、そんな状態でこんなことをしていたという事実が私の羞恥心を煽る。
廊下に上がった卯月さんの視線と視線が絡まって、私は震えながらも口を開いた。
「あ、や、待って」
「何ですか、今更」
「ちが、本当、私、本気で!」
文章になっていない言葉の羅列でも、卯月さんには伝わったらしい。
怒りでほんのりと染まっていた卯月さんの頬が、今度は種類の違う赤みにどんどん染められていった。
「駒種さん、本当に、君は!」
「その、ごめんなさい」
いつものような卯月さんの反応に、少しほっとしたのがいけなかったのだろうか。
私が口にした謝罪の言葉に、彼の口元がにやりと弧を描いた。
「悪いと思っているなら、最後まで食べさせてくれますよね?」
「え、んんっ!」
その言葉にどきりと心臓を高鳴らせた私の唇に、卯月さんの唇が重なる。
溺れるようなキスに気を取られている内に、するすると下着を下されていることに肌の感覚で気が付いた。
「ん、ふ、んんっ、んんん!」
唇を重ねたまま、卯月さんの指が私の秘部に直に触れる。
しばらく探るような動きをしていた指が、やがてぬぷぬぷと私の中へ分け入ってきた。
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