オフィスの一角で彼に頬を両手で包み込まれて…意味深な後輩に振り回される (ページ 7)
「あぁ……イっちゃ…あぁ」
「イきそ?やめる?」
もう、何も考えられず、勝手に彼の手に自分の手を重ねていた。
「やだっ…やめな…ぃで…」
あまりの快感で勝手に涙が溢れ、顔をくいっと後ろに向けられると、優しい目をした彼と視線が重なった。
「かわい…」
そう言って深い口づけが降ってくると、下の動きが更に加速していった。
「んっんっふぅっ…んん!」
体が大きく痙攣すると共に頭の中が真っ白になり、その場にずるずると座り込んでしまった。
彼があたしの目線まで降りてくると、力が入らないあたしの頬に流れる涙の滴をぺろりと舐めた。
「ごめんね。カナさん可愛くて、いじわるしちゃった」
そう言ってあたしの頭を撫でると、再び唇に軽くキスをした。
「このまま、仕事戻る?」
またあのいじわるな顔をして、わかりきった事を聞く彼が少し怖くなったけど、もうあたしの体は嘘を付けなくなっていた。
そっと彼の手を握ると、にこっと微笑んでから「後から出て来て」と言って、スーツの乱れを軽く直してから何事もなかったように出て行った。
数分後、あたしは何とか立ち上がってからまだ一滴も飲んでいないコーヒーを捨て、乱れた服を完全に直して、同じく部屋を後にした。
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