痴漢被害にあった彼女におねだりされて優しく念入りに抱き合う柔らかな独占欲 (ページ 4)
「ここ、何て言うんだっけ?」
「それは…」
「教えて?」
「……ち、くび…です」
「ん、そうだね。俺も、ここをいじられると気持ちいいんだよ」
「そうなんですか?」
「そう、由里と一緒だよ」
その言葉が恥ずかしかったのか、由里は視線を逸らしてしまった。
でも、指はちゃんと動かしてくれている。
快楽としては微弱なものだけれど、恥じらいながらも一生懸命になってくれる姿。
俺の体を熱くさせるには、それだけで十分だった。
由里の手はそのままに、今度はスカートから伸びる真っ白い脚に手を這わせた。
途端、華奢な体がピクリと震える。
「怖い?」
俯いたまま、こくりと頷く。
先ほど体験した恐怖を思い出したのだろう。
脚に触れていた手を離して、頭をポンポンと撫でた。
「大丈夫だよ」
「でも…」
「由里、こっち見て」
恐る恐るこちらを見上げた顔に、「良い子」と言って口付けを落とす。
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