久しぶりに会った幼馴染と想いが通じ合い、その日のうちに身体を重ねる急展開に。プロポーズまでされた後、気を失うまで責められた夜。 (ページ 4)

「ま、待って……」

　身体ごと横になって巽の手から逃れようとしたが、うつ伏せにされて今度は後ろから責められた。

「あんっ、巽君……」

　首をひねって後ろの巽を見ようとした時、もう片方の手がお尻に触れた。

　きゅっと掴まれると、瑛菜に新たな快感がほとばしる。

　巽は乳房とは違うやわらかさを楽しむように、揉んだり撫でたりを繰り返した。

　瑛菜の下半身は、その官能にすっかりとろけていた。

　とめどなく愛液があふれているのが、見なくてもわかる。

「あッ、あッ、あぁぁんッ」

　二度目の絶頂を迎えた瑛菜は、大きな声をあげて背を震わせた。

　息を荒らげてぐったりしている瑛菜の膣内から、ようやく巽の二本の指が引き抜かれた。

　ヌチャッ、といやらしい音がした。

　秘部が熱を持っているのがわかる。

　まだ瑛菜の息が整う前に腰が持ち上げられ、秘裂に硬いものが押し当てられた。

「待って……本当に……今、挿れられたら……」

「ごめん。俺も限界。瑛菜、エロすぎ」

「限界の方向が違う……んああああっ」

　ズブブブ……と、二本の指よりも質感のある肉棒に押し入られ、瑛菜は思い切り背を反らして声をあげた。

「え、まさかイッた……？」

「はぅ……ぁ……」

　瑛菜の身体は、自分でもどうしようもないくらいに敏感になっていた。

　腰を掴んでいる巽の手に力が入ったのを感じた。

　これから始まる行為に、期待と怖さがごちゃ混ぜになる。

　こんなに感じやすくなってしまって、はたして最後まで意識を保っていられるだろうか。

　ズチュ……ヌチャ……と、巽は瑛菜を気遣うようにゆっくり動いた。

　けれど、今の瑛菜にはそれだけでも充分な刺激だ。

「あぁ……あん、んぅ……っ」

　愛液が伝い落ちるヌルッとした感覚に、内腿が震える。

　肉棒の先が最奥を突き上げるたびに、頭のてっぺんにまで快感が駆け上る。

　こんな体勢なのだから、巽からは結合部が丸見えに違いないと思った。

　とたん、下腹部の奥がうずく。もっと、と彼を欲してしまう。

　心の中の欲望の声がまるで届いたかのように、肉棒の動きが少しずつ速くなっていく。

　膣内を擦り上げる生々しい感触が、瑛菜から理性を奪っていった。

（もう、ここまできたら、気絶するまでイカせてほしい）

　そんな気持ちになっていた。

　ズプズプと奥まで突き込まれ、二人の肌が打ち合う音に、瑛菜は再び追いつめられていった。

　気持ち良すぎて、勝手にあふれた涙が枕をぬらす。

　力強い突き上げに、ずっと視界が揺れている。

「あっ、あんっ、く……はんッ、あぁんッ」

　何度も何度も最奥を叩かれ、瑛菜は何も考えられないくらいに快感に溺れていた。

　枕を抱く腕に、いっそう力がこもる。

　巽もイキそうなのか、腰を掴む手にも肉棒による責めにも遠慮がなくなった。

「はぅ、アッ、あんッ、ぁ、いや、あ、アアアアンッ」

　四度目の絶頂で、瑛菜はとうとう意識を飛ばした。

　気が付いた時、瑛菜は巽と湯船に浸かっていた。

　汗かいたし、綺麗にして寝たいだろ、ということらしい。

　言いたいことはいろいろあったが、これもやさしさなのだろうと飲み込んだ。

　……が、やはりと言うべきか、後ろから瑛菜を抱く巽の手は、彼女の胸に伸びていた。

「巽、もう無理だよ……」

「わかってる」

　そんなやり取りがあったけれど、

「ご近所にあえぎ声を響かせるのは、俺も恥ずかしいから」

　と、手で口をふさがれて、再び後ろから貫かれた瑛菜だった。