久しぶりに会った幼馴染と想いが通じ合い、その日のうちに身体を重ねる急展開に。プロポーズまでされた後、気を失うまで責められた夜。
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久しぶりに会った幼馴染と想いが通じ合い、その日のうちに身体を重ねる急展開に。プロポーズまでされた後、気を失うまで責められた夜。 (ページ 1)
一日の仕事が終わり、街灯が照らす住宅街を足早に進む瑛菜は、見たことがあるような後ろ姿に気づいた。
「巽君……?」
ギリギリ聞こえるかどうかの声で呼びかける。
背を向けて歩いていた男性の足が止まり、瑛菜へと振り返った。
瑛菜の顔に懐かしむような笑顔が広がる。
頼りない明かりの下だが、幼馴染の顔を間違えたりはしない。
顔を見るのが久しぶりであったとしてもだ。
「瑛菜か? 久しぶり。仕事帰りか?」
追いついた瑛菜に、巽も懐かしそうに微笑んだ。
「うん、だいたいいつもこんな時間かな。巽君は?」
「バイト帰り」
「バイト始めたんだ。どう?」
「始めたばかりだからな……覚えることがいっぱいだよ。でも、楽しい」
「夢中になって、留年しないようにね」
「そんなドジしねぇよ」
二人はクスクスと笑い合った。
巽は三歳年下で、今は大学生だ。
瑛菜は高校卒業後に就職している。
「ねえ、夕飯まだだったら、うちで一緒に食べない? お父さんとお母さん、旅行中でね。一人で食べるのも寂しいし、久しぶりに会ったんだし」
「いいよ。ちょっと待って。家に連絡入れとく」
そう言って、巽はポケットからスマホを引き抜き、自宅に電話をかけた。
(わざわざ電話にしなくても、家は向かい合わせなのに)
そのことが妙におかしくて、瑛菜は小さく笑った。
食事をして近況を報告しあって、ちょっとだけゲームでもして、おしまいになるはずだった。
けれど瑛菜は今、ベッドに押し倒され巽からキスをされている。
キスしてもいいか、と真面目な顔で聞かれて頷いたからだ。
軽い気持ちで許したわけではない。瑛菜は、そんな軽薄な性格ではないのだから。
つまり、キスを受け入れた理由は──。
「……ん、ぅん」
少し苦しくなってきた瑛菜が巽の胸を押すと、彼の唇は名残惜しそうに離れていった。
「何だよ、いいって言ったよな?」
「言ったけど、息継ぎしようよ」
「……してなかったのか?」
「タ、タイミングが……」
自分の不器用さをさらしてしまった瑛菜は、恥ずかしさで目をそらした。
そんな瑛菜を、巽はおもしろそうに見下ろしていた。
「何でも器用な瑛菜だけど、キスは不器用なんだな」
笑い混じりに言った巽は、そのすぐ後、軽く息を飲んで固まってしまった。
急に黙ってしまった巽を、瑛菜は不安そうに見上げる。
「……どうしたの?」
「いや、けっこう大きいなと」
瑛菜はハッとして、自分の胸元を確認する。
いつの間にか、ブラウスのボタンがヘソのあたりまで外されていた。
大きくはだけられたブラウスから、ブラジャーに包まれた胸が丸見えになってしまっていた。
「あっ」
慌てて腕で隠そうとしたが、その両腕は掴まれて押さえられてしまう。
巽の視線がブラジャーと素肌の境目を、丹念になぞっていった。
とても性的な視線に、瑛菜は恥ずかしさで顔が熱くなっていくがわかった。
身をよじって逃れようしても、押さえつけられていてかなわない。
そしてついに、巽の右手がブラジャーの上から触れてきた。
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