寂しがり屋の彼のために、一日中おうちでイチャラブえっちをする話

「じゃあ、これでとりあえず休みの間は家から出なくても大丈夫だね」

彼氏の勇士くんが、パンパンに詰まった買い物袋を両手に持ってにこやかに言う。
傍目から見れば、荷物を持ってくれる良い彼氏に見えるだろう。
いや、実際そうなのだが、私はこれから待っている時間のことを思うと、脅し文句のようにしか聞こえない。

「せっかく久々に合わせられた連休だから、時間は無駄にしたくないもんね」

今日、勇士くんは私の家にお泊りをすることになっている。
遠距離恋愛中の私たちは、お互いが業種の違う仕事をしていることもあって、なかなか休みを合わせられなかった。
ようやく合わせられたこの連休は、実に八か月ぶりの逢瀬なのだ。

「ただいま～。美奈の家に来るの、久しぶりだなあ」

家に戻り、買って来たものを片付けていると、勇士くんは早速私を後ろから抱きしめてくる。

「勇士くん…まだ、片付け終わってないんだけど…」
「早くかまってもらわないと、俺、寂しすぎて死んじゃいそう」

ぐっ、とお尻を持ち上げるように押し付けられる、熱い塊。
意識させるように私の大事なところに当てて、勇士くんは少し腰を揺らしている。
自然と内股になり、勇士くんの思惑通りに私の意識はそちらへと向いていく。

「それに…美奈もシたくなってきたでしょ？」
「んっ…ちょ、っと…だめっ…」
「だめじゃない」
「ぁっ、あっ…や、あっ…」

ゴソゴソと私のシャツの中に手を忍ばせ、勇士くんは下着の上から胸の先を刺激した。
指先で敏感な部分をカリカリと引っ掻いたかと思えば、お腹を撫でて私の欲を煽っていく。

「ん…ん、んんっ…」
「ほら、もうえっちな声になってきた」

再びぐっと押し付けられる熱い塊を受け入れることを想像してしまい、私は思わず身を震わせた。
そんな私を見てなのか、勇士くんは前かがみになっている私の腕を引っ張り、抱き寄せると無理やりキスをする。

「…シャワー浴びてさ…寝室いこ？」

浴室へ向けて、私の手を引っ張る勇士くん。
寝室でシャワーの順番を待っているつもりだった私は、大きくため息をついた。