彼氏に振られて転職した先は、セクシーなミニスカ女性ばかりで… (ページ 2)
私は企画室に配属され、そこでの事務処理を担当することとなった。
企画室の扉を開けて、私は固まった。
キャバクラか、ここは…。
「あらぁ、麻衣ちゃんね。今日からよろしくぅ」
出迎えてくれたのは、やたら美声で捏ねくり回すような言い方をする、長身の男性だった。
「あ、アタシ、ここの室長の開。開ちゃんって呼んでね」
一応、上司だよ、ね…周りを見渡す限り、全員キラッキラの巻き髪女子で、パンツ丸出しかっと言うほどに短いスカートを履き、くねくねと腰を振りながら書類を手に闊歩している。ジャケットの下も、胸の谷間があらわで、コーヒーの代わりにシャンパンでも出てきそうな勢いだ。
「あなたぁ、全然長いわよ、それ」
開ちゃん…が、私のどうしようもなく地味なスカートを指差してため息をついた。
「30センチ以上短く、って伝えたはずだけど」
「え、ええっ、20センチって書いてありましたけどぉ」
「んもう…ま、いっか。一週間もすれば、そんなババァみたいなスカート、嫌になっちゃうわよ」
美形なのにオネェ全開の開ちゃんは、アデューとばかりに手を振りながらデスクに戻っていった。
「あ、いけないっ」
私のすぐ横で、私より若そうな女子社員が派手に転んだ。
「大丈夫ですか」
すると、床の上で大股を開いたまま、何やら唸っているではないか。よく見ると、その股間、派手なパンティの中で蠢く物体があることに気づいた。
世に聞く、ロ、ローターというやつだろうか…。
「し、室長、これ、もうムリィ、あ、あん、ああんっ、動きすぎなのぉ」
おいおい、腰まで振るなって…しかも、その様子を全員が覗きに来るではないか。
「んん、確かにちょっと動きが強すぎるわね」
「もっと焦らさないとダメね」
そんなことを呑気に口にしている合間に、その女子はブリッジのように腰を上げて潮を吹いてしまった。
「あらやだ、仕方ない子ねぇ、着替えてらっしゃい」
輪の外から顔をのぞかせた開ちゃんが、さして驚く様子もなく言い放った。
な、何なんだ…。
「オホホホ、麻衣ちゃん驚いたわよねぇ。ウチら企画だからさぁ、上がってきたサンプルはこうやってみんなで必ず実地で試すことにしてるの。男性用は私が試すのよ」
「は、はあ…」
「麻衣ちゃんも、そのうち試してもらうからね」
これか…特技も男も色気もない30女が採用された理由は…。
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