ちょっぴりエッチなマッサージで、身も心もとろとろにされちゃう私
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ちょっぴりエッチなマッサージで、身も心もとろとろにされちゃう私 (ページ 1)
「話題のマッサージ屋さん、ここかぁ」
同僚に「すっごくイイから!」とおすすめされたマッサージ店を見上げて、私は呟く。
日頃のデスクワークで全身凝り固まった体が、少しでもマシになるといいんだけど…。
期待を抱きつつ、私は入店した。
リラックス効果を与えるためなのか店内は程よい薄暗さで、ふわりと甘い香りが漂っていた。
「お待ちしておりました。こちらへどうぞ」
「は、はい!」
マッサージ屋さんなんて初めて来るから興味津々だ。
きょろきょろと見回しつつ、私は案内された個室へと入る。部屋の中は間接照明と甘い香りのアロマが焚かれていて、とても落ちついた雰囲気だった。
「それではお着替えになって、そちらのベッドで少々お待ちください」
「あ、ありがとうございます」
用意されていたのは白いガウンだ。壁の張り紙を見ると、下着もすべて脱いで羽織ってください、と書かれている。
「ガウンを着るの初めてだから、なんか緊張するなぁ」
なんだかセレブになった気分だ。そう心を踊らせながら私は脱いだスーツを壁に掛けられたハンガーに吊るしていく。
「着替えて、ベッドの上で待つ…っと」
着替え終わった私は店員さんに指示された通り、部屋の真ん中になる大きなベッドに腰を掛ける。
「わぁ、ふかふかで気持ちイイ~!」
自分の部屋のベッドとは大違いで、つい寝転んでしまう。
「間接照明にアロマ、そしてふかふかのお布団。このまま寝たら気持ちイイんだろなぁ」
そう、ごろごろしているとドアが静かにノックされた。
「失礼いたします」
「ハッ、はい!」
「そのままで大丈夫ですよ」
慌てて体を起こそうとすると、入ってきた男性は微笑んでそれを制止してくれた。
その優しい笑顔に、安堵感を覚える。
「本日担当いたします、菊池と申します。よろしくお願いします」
低く落ち着いた声と共に部屋に入ってきたのは、白衣を着た男性だった。
年齢は自分より少し年上だろうか。黒髪短髪で背は高く、筋肉質で男らしい体付きにドキっとしてしまった。
「『デスクワークで凝り固まった体をどうにかしたい』という要望でしたね」
「そうなんです、もう全身ダルくって」
「お任せください。帰る頃には気持ちよくなっているはずですので」
爽やかな笑顔につられて、私も笑顔になる。
「では始めますね。全身の凝り、特にどの辺りが酷いか分かりますか?首、肩、背中、腰…」
「っ…」
私の後ろに座った菊池さんがそう聞いてきたかと思えば、温かい手のじんわりとした感触が薄いガウン越しに伝わってくる。
「あ、すみません。びっくりさせちゃいましたか?」
「い、いえ!マッサージ受けるの初めてだから緊張しちゃって」
「ふふ、大丈夫ですよ。優しくするんでリラックスしてください。上半身から軽くマッサージしていきますが、よろしいですか?」
「はい、お願いします」
「では早速」
そう言うと、彼は私の首や肩や背中、そして腰をゆっくり揉みはじめた。
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