年下の奥手彼氏を童貞だと茶化したら、激しく抱かれてしまいました (ページ 4)
容赦のない攻め立てに泣き叫ぶことしかできず、ぼろぼろと涙を流しながら許してと口にしたが聞き届けてもらえるはずもなく行為は続くばかりだった。
「ごめん、そろそろイキそう…中に出すけど良いよね?」
余裕なさげに問いかけてくる彼の言葉を理解する前に首を縦に振ってしまい、その直後熱い液体を叩きつけられる感覚に襲われた。それと同時に私も何度目かわからない絶頂を迎え、意識を手放しそうになる。しかしそれを許さないと言わんばかりに腰を打ち付けられて現実に引き戻された。
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それから数時間、結局一度も離してもらえずにひたすら抱かれ続け、解放された頃には指一本動かせない状態だった。
全身べたべたしていて気持ち悪いことこの上ないけど、今はベッドから降りる気力すら残っていないため大人しく横たわっているしかなかった。
ぼんやりと天井を見つめていると不意に頭を撫でられ、驚いてそちらに目を向けるとそこには心配そうな表情をした怜央の姿があった。
「ごめんね、ちょっとやりすぎちゃったかな…?」
申し訳なさそうに謝られると怒ることもできず、小さく首を横に振ることしかできなかった。
彼が言うには、大切にしたいという気持ちはあるけれど同時にめちゃくちゃにしてやりたいという衝動に駆られることもあるらしく、今回それが抑えきれなかった結果こうなったということらしい。
だから今まで手を出さなかったのかと納得する反面、それならもっと早く手を出してくれれば良かったのにという思いもあった。
複雑な気持ちのまま黙り込んでいると突然抱きしめられてしまったのでびっくりした。
「…嫌いになった?」
恐る恐るといった様子で尋ねられ、思わず苦笑してしまう。そんなわけないじゃないと思いつつも口には出さず、代わりにぎゅっと抱きしめ返すことで答えとしたのだった。
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