年下の奥手彼氏を童貞だと茶化したら、激しく抱かれてしまいました

「怜央ってさ、童貞っぽいよねぇ」

デート中、ラブホテルの前を通りがかり何の気なしにそう呟いたら、隣を歩いていた怜央は突然立ち止まった。

「童貞っぽい？」

「童貞っぽいっていうか童貞でしょ？こうやってラブホ前を通る時も毎回顔を真っ赤にしてるしさ」

付き合って三ヶ月経つのに、いまだに手を繋ぐことさえ照れてる様子だしキスだって数えるくらいしかしてない。
そんな初心なところが可愛くて、ついつい茶化していじめてしまう。

「へぇ…ひなは僕のことをそう思ってたんだ…」

さっきまで顔を真っ赤にさせて俯いていた怜央が、俯いたままゆらりと一歩前に踏み出す。
あれ、もしかして怒った？と慌てて顔を覗き込もうとした瞬間、突然腕を掴まれそのままラブホテルへと引きずり込まれた。

まさかこんな行動に出るなんて思わなくて、抵抗する暇もなくあっという間にホテルの受付を済ませられ部屋まで連れ込まれる。

「ねぇ、ちょっと…んっ…」

掴まれた腕は解かれないままで部屋に着くなりベッドに押し倒され、噛みつくように唇を塞がれた。
強引に歯列を割って入ってきた舌は私の舌を絡め取り、呼吸さえも奪い尽くすような口付けに翻弄される。

「んぅ、ちゅっ…はぁっ…ちゅぷ、んぁ…」

ようやく唇が離れた頃には息が上がっていて、酸欠のせいか頭がくらくらした。肩で息をしながら呼吸を整えていると、頭上からぽつりと呟く声が聞こえる。

「…童貞じゃないってところ、見せてあげるよ」

見上げた先にあった瞳は情欲に満ちていて、ギラギラとした視線に射抜かれた瞬間ぞくりとしたものが背筋を駆け抜けた。
いつもとは違う雰囲気に呑まれ何も言えずにいると、するりとスカートの中に手を入れられ下着の上から秘部を撫でられる。
そこはすでに濡れそぼっていて、くちゅくちゅという粘着質な音がやけに大きく響いた気がした。

「もうこんなに濡れてるんだね」

わざと音を立てるかのように何度も何度も割れ目を指でなぞり、時折クリトリスを押し潰すようにして刺激を与えてくる。
その度にびくびくと腰が震え、口からは自分のものとは思えないほど甘い声が漏れ出した。