素顔も分からない彼に甘い甘いトリックアンドトリートな舌で翻弄される (ページ 3)

 彼はやはり舌の方が好きなのだろうか。私の秘部を舐めながら、時折舌をグイと入れ、ナカを舐めまわす。

「あっ、はっ、はあん」

 その舌使いは下でも存分に発揮され、私は追い込まれていく。気持ちいい。

 一度顔を上がる。口の周りは私の愛蜜でべっとりとしている。

「甘くておいしかったです」

 彼は印象に似合わず、乱暴に口を拭う。そのギャップが私の心を捕らえた。

「もう入れるんですか?」

 ファントムさんはふむと考え、「よしましょう」と言ってきた。少しショックを受ける。

「あなたはしたいですか?」

 途端に彼氏の顔が頭に浮かぶ。子供っぽいところがあるけど、好きな人。

「その人のためにやめておきましょう。その代わり…」

 また、ファントムさんが私の股間に顔を埋める。今度は割れ目の上のクリトリスをいじり始めた、舌で。

 ぐっぐっとクリトリスを舌で押す。

「は、あん!」

 強い電流が流れ、私は大きくのけ反った。満足そうにファントムさんが見ている。

 くりくりと押しながら、周囲をなぞる。そうして、私のクリは硬く尖る。

 もしかしたら、この人は突起を舐めるのが好きなのではないだろうか。そのくらい丹念に私の敏感な尖りを舐める。

「ぁっ、つっ、あん、あ」

 一方の私は舌に翻弄され、喘ぐ。喘ぐことで彼に応えようとした。

「甘い声…」

 ファントムさんは満足そうに笑っている。

 本当は彼にも気持ちよくなって欲しい。でも、彼氏の顔がチラつくので集中できないと判断した。

 でも、一生懸命に私にご奉仕をしてくれるファントムさん。何故、こんなに私のことを想ってくれるのだろう。

 まさか知り合い?

「これでイってください」

 彼の舌がクリトリスを、彼の指がナカの良い場所を同時に刺激した瞬間、

「あっ、あああああー!」

 私は果てた。

 その後、汚れた服を着て、彼の部屋を後にした。本当に一夜の夢という感じだったな。

 彼氏に迎えに来てと連絡をする。夜はすごく冷えた。

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