10歳年下のナマイキ男子にナンパされ、絶妙焦らしテクに悔しくも溢れる愛液。 (ページ 2)
人目を気にしてラブホテルに入る。
部屋に入ると私はシャワーを浴びるでも服を脱ぐでもなく、ベッドに寝転んだ。
「さあどうぞ」
「その前にさ、お姉さん名前教えてよ。俺は翔だよ」
「…由美」
少し迷ったが本名を言った。
「由美、キスしていい?」
「好きにしたら」
言うと、翔は私に覆いかぶさり顔を近づけた。
唇と唇が重なる。
しかし一瞬だけ。
舌も入ってこない。
近づいた顔のまま、じっと私の顔を見つめ続ける。
ナンパなんかしなくても全然モテそうな顔。
ふと、翔から目を逸らしてしまった。
瞬間、今度はおでこに軽いキス。
そのまま、頬、唇の端、まぶた、また唇…。
大切な物を愛でるように、私の顔にキスを続ける。
「そんなにゆっくりして大丈夫?」
言うと翔はニコっと笑い、私の頭の下に腕を通した。
それから首筋から耳にかけて舌を這わせる。
少しゾクっとしたが大丈夫。
舌はそのまま耳たぶへ。
耳たぶから耳の中へ…。
ピチャピチャという音が鼓膜を振動する。
あ、ありきたりな前戯じゃない。
頭の下を通した手も反対の耳をイジりだす。
両耳を愛撫されながら、着ているブラウスのボタンがゆっくり外される。
「ね、ねえ電気消してよ」
体型に自身がないわけではないが、20代の頃と比べたらやはり肌ツヤや張りは落ちている。
「いいよ」
翔はニコっと笑う。
頭の下から腕をどかし、電気のスイッチを切った。
私はしまった!思った。
暗くするということは、相手の視線を気にせず感じたい、と言っているようなものだ。
思っているうちに、手際よくブラウスとブラは脱がされ上半身裸になってしまった。
私の右手は翔の左手に指を絡ませ握られる。
再び舌での愛撫が始まった。
鎖骨から肩、二の腕へ。まるで私を味見するかのように舌がはいずり回る。
時に触れるか触れないかのような絶妙な感触から舌全体でベットリ舐められ、私が翔の唾液で染まっていく。
舌が腋に近づいた瞬間、翔の手を握る右手に力が入ってしまった。
それに反応したかのように、舌の動きは進みを止め、腋に戻る。
コイツ…。私の感じるトコを探してる…!
腋に舌が入らないように腕に力を入れるが、握ってる手を上に持ち上げられ、露わになる。
脇腹あたりから腋に向けて、翔の舌が上がってくる。
「あぁッ!」
身体中をゾクゾクが駆け抜け、声が出てしまった。
「由美、いっぱい汗かいてるね」
耳元でささやかれる。
「いやぁ…」
そんなの自分が一番わかってる。
旦那にも腋の汗なんて舐められたことない。
イヤらしい音を立てて、腋を吸い上げたり、息を吹きかけたり匂いをかがれたり、執拗に腋を責められた。
ひとしきり堪能した舌は、手首の方へ進みだす。
親指、人差し指、中指、薬指、小指……。
指一本一本、私が男性のソレにするようないやらしい舌使いで愛でられる。
コイツ、フェラも…上手いんじゃ…ん、ないの…?
気付けば、私の声は抑えが聞かなくなっていた。
「あッ…、あん…!」
まだ…胸も乳首もクリトリスも触られてない…。
挿入すらされていないのに…。
こんな…年下の男の子に…。
下着を通り越して、スカートまで濡れてきているのが自分でもわかった。
「どう? 満足した?」
再びキスをしながら翔が聞く。
「…ダメ。全然ダメ…。私にもさせてくれないと満足できない…」
言って、私から翔にキスをした。
激しく絡めあっていた舌を外し、荒い呼吸の中、私は聞いた。
「ねえ、なんで最近エッチしてないってわかったの?」
翔はまた可愛い笑顔で
「企業秘密」
と言って舌を出した。
私はカチンときて、翔の男性器をギュっと握ってやった。
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