ストレス発散方法は童貞食い。男の子の初めてを奪うことに絶頂を感じる私は変態ですか?
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ストレス発散方法は童貞食い。男の子の初めてを奪うことに絶頂を感じる私は変態ですか? (ページ 1)
都内のオフィス。
入社して4年。26歳の恭子は課長のデスクに呼び出されていた。
「恭子クンさあ、もうちょっと見やすくまとめられない?見る側を意識して作ってくれないと困るんだよね~」
髪の毛の後退した課長が、提出した資料を見ながらネチネチと文句を言う。
「はい。すみません。すぐ作り直します」
「いいよもう、時間もないし。はい、下がって」
課長に手でシッシッとされ、恭子は頭を下げて自身のデスクに戻る。
一日に一度は課長から、何かに付けてネチネチタイムがあった。
一週間も経てば、ストレスは最大値まで溜まる。
『あ~腹立つ!結局何か文句言いたいだけだろ!ハゲ親父が』
心の中で思いつく限りの暴言を吐いた。
そんな恭子のストレス発散方法は一つ。
童貞食いだ。
マッチングアプリで出会った100%童貞の男の子をいじめつくして卒業させてあげる。
これが恭子のストレス発散であり、趣味であり、生きがいだった。
こだわるのは絶対童貞であること。マッチングアプリでは嘘をついてくる男が多いのだ。
今日初めて会う童貞の子も、一か月のやり取りを重ねていた。
終業時間となり、会社を出る。
待ち合わせ場所近くのカフェに入り、化粧室に向かった。
鏡の前に立ち、肩まであるストレートの黒髪をとかす。
眼鏡からコンタクトに変え、軽く香水をつけた。
決して大きい胸ではなく、抜群のプロポーションではないが男受けする肉付き。
恭子自身、それも理解していた。
カフェを出て待ち合わせ場所に向かう。
そこには、眼鏡をかけたパッとしない男が立っている。
メールのやり取りで分かっていたのは、名前は遼。一人暮らしの21歳、大学生。
彼女はいたことなし。風俗経験もなし。
今着ている服も量販されているシャツに安物っぽいジーンズ。
『勉強しかしてこなかった、って感じね』
恭子は遠巻きに見て思った。
「遼くんですか?恭子です」
微笑みながら声をかけた。
「あっはい。そ、そうです」
少しどもりながら遼は答えた。
緊張が見て取れた。
「大丈夫?」
恭子が聞く。以前、緊張のあまり立たなかったこともあったのだ。
「あ、大丈夫です。こ、こんな綺麗な人が来ると思わなかったんで…」
遼はうつむき、照れながら言った。
「ふふ、ありがと。じゃあホテルいこっか」
恭子は遼の手を握って歩きだす。
「あの、ホントに僕でいいんですか?」
歩きながら遼が聞く。
「全然いいよ。でも約束通り、私の言うことはちゃんと聞いてね」
見た目からも童貞なのは間違いと恭子は確信していた。
事前のやり取りでは、セックスする代わりに主導権は
絶対に恭子が握ることを約束している。
「はい…」
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