仕事の慰安旅行で行った先には元アイドルがいて、彼がいると知らずに露天風呂に入った私は (ページ 4)

「ありがとうございました」

「いえ、気持ちよかったです」

 理人は頭を下げて私にお礼を言ってきた。改めて彼と向き合うと、彼の顔は初心な感じは抜けていて、立派な青年だった。

「本当に妻だけだと、足りなくて」

「ああ、確かに」

 あの絶倫具合を思い出し、私は納得がいった。彼の難儀な体を哀れに思った。

「気になさらないでください。おやすみなさい」

 私は露天風呂からあがった。

 そのまま布団に入る。すっかり疲れた私はあんなに眠れなかったのに、すっと眠りに入ってしまった。

 元アイドルとのセックスが私のこの旅行の唯一の思い出となった。

-FIN-

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