最近食べ過ぎてむちむちになった私。彼に相談すると、「いい方法がある」と言われて…
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最近食べ過ぎてむちむちになった私。彼に相談すると、「いい方法がある」と言われて… (ページ 1)
「はぁ…、太っちゃった…」
風呂場の鏡を見ながら、わがままな全裸の自分の姿を見ていた久留実。
その姿に落胆しているが、それでも腹が減るのだ。
最近、暑くなってきているせいか、風邪をひいてはいけないと余計に食べてしまって、夏だというのに太り始めてきていた。
おまけに、これからお盆シーズンも始まるというのに、全く情けない話だ。
そして、久留実には、彼氏がいた。
名を春樹と言い、春樹は、久留実のことが大好きだった。
春樹が久留実のことを甘やかしすぎているのも悪いが、久留実の体たらくなのには変わりない。
久留実は、風呂から上がって服を着ると、春樹の待つ部屋へと向かった。
「…上がったよー」
「…?どうした、久留実?なんか、元気、なくない?」
「…太った…」
「太ったぁ?」
春樹が心配そうに久留実を見つめる。が、しかしそのしょうもない理由に、春樹は素っ頓狂な声を上げてしまった。
「…何、その反応?」
「そんなことで悩んでたの?」
「そんな事って何よー!こっちは真剣に悩んでるのに」
「…久留実は、太ると、何が一番困る?」
「…困る、って…」
久留実は、そう言われてみると、考えたことがないと思い、考えてみた。
まあ、好きな服を着られないし、海へ行くということになっても、すぐには水着は着られない、というのもあるが、いちばん困るのはやはりこれだろう。
「…だって…やでしょ?春樹が…、その、太った私」
「…ねえ、何言ってんの?」
「…きゃっ!?ちょ、なにするーー!」
春樹は、久留実の身体を持ち上げたかと思うと、そのままベッドまで運んで押し倒したのだった。
「ちょ、春樹…!何して…!」
「あのね、久留実。きいて」
「…何?」
「俺は、久留実が太ってたって、何も思わない。むしろ魅力じゃん?太っててもそうじゃなくても、久留実は久留実だよ」
「…春樹…」
「…でも、そんなに久留実が気になるって言うんだったら、とっておきの方法があるよ」
「…とっておきの、方法…?」
春樹は不敵な笑みを浮かべたかと思うと、おもむろに久留実の唇を奪った。
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