優しい彼氏が手を出してこないので誘惑したら、たっぷり愛されて喘いでしまった私 (ページ 2)
恥ずかしくて、恥ずかしくてしょうがない。
でも良治さんが私を抱きたくないのかな? と思ったら、止まらなかった。
ブラウスを脱ぎ捨ててしまって、うつ向けた顔を恐る恐る上げようとしたら…。
前から強い力で抱きしめられた。
「どれだけ我慢してたと思うんだよ」
「え…?」
太い腕に抱きしめられて、ぎゅうぎゅうと力が籠められる。
苦しいくらいに抱きしめられて、良治さんの爽やかな香りに包まれた。
「俺だってガキじゃないから、美紗のこと抱きたいっておもうよ。でもあんまりがっついたら、体目当てって思われそうだから…我慢してたのに」
「我慢…? そうなの…?」
「そうだよ。俺ってチャラく見えるし、誤解されたくないと思って」
たしかに、最初は私も良治さんのことをチャラい人だと思っていた。
格好いいし、話も上手いし、女の子慣れしていそうだって決めつけていた。
他の女の子と比べて、私なんて抱きたくならないのかな、なんてことまで考えるくらい、不安にもなってしまっていたのだ。
「魅力ないのかと思い込んでた…」
思わず呟くと、抱きしめられていた腕が緩み体を離される。
「美紗を不安にさせてたなんて、知らなかった。…ごめん」
「私も、ちゃんと話さなくてごめんね」
そう言うと、良治さんは少し強張っていた顔を優しく緩める。
私の鼻先にキスをすると、蕩けるような笑みを浮かべた。
「これからは、俺が好きなだけたっぷり抱かせてもらうね。嫌だとか言わないでね」
「たっぷり…」
思わず顔が赤くなってしまう。
照れる私を見つめて、再び顔が近づいてきた。
「大好きだよ」
「んっ、…、ぅう、ん…」
唇を擦り合わせるようなキスが繰り返される。
そのあとに柔らかな舌が口の中にもぐりこみ、私の口内を甘く舐めはじめる。
歯列をたどり、舌を絡められて、どんどん体から力が抜けていってしまった。
長いキスが終わったころには、私の体はすっかりふにゃふにゃになっていた。
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