お隣さんの彼に酔って介抱してもらっていたら、だんだん興奮してきてしまい… (ページ 2)
振り向くと、どうやらコンビニ帰りらしい大樹さんがいた。
「大樹さん…こんばんは…」
「こんばんは…って大丈夫?ふらふらだよ?」
「今日、飲み会だったので…」
「あぁ、この前言ってた送別会?ずいぶん遅かったんだねぇ」
そう言われて腕時計を見ると、もうすぐ日付が変わりそうだった。
9時には退散しようと思っていたのに、しっかり付き合わされてしまったようだ。
はぁ、とため息をつく私を見て、大樹さんが声をかける。
「よかったらうちで休んでいかない?そんな様子で一人にするの心配」
「えっ…いいんですか?」
正直立っているのもやっとだったので、大樹さんの言葉はとてもうれしかった。
「うん、おいでおいでー」
手招きに誘われるまま、私は大樹さんの家にお邪魔することにした。
*****
ソファに座らせてもらった私は、ペットボトルの水とおしぼりをもらった。
「ありがとうございます…」
「うん、いいよー。暑いから上着も脱いじゃいな」
てきぱきと介抱してくれた大樹さんは、私の上着をハンガーにかけた後ソファの隣に座った。
「本当に真っ赤だねぇ」
そう言うと私の頬をゆっくりと触る。
思わず肩がびくっと跳ねてしまった。
「何杯か飲まされたので…」
「汗ばんでるし、目もとろんとしてるし、よく無事に帰ってこれたね」
「大樹さん…?」
彼の言うことの意図が分からず聞き返そうとしたら、次第に顔が近づいてきた。
「んっ…!?」
大樹さんにキスをされたと気づいたときには、もう舌が入り込んでいた。
ちゅ、ちゅっと音を鳴らしながらされたかと思うと、今度は舌をからめとるような濃厚なものに変わる。
「んぅっ…大樹、さん…」
息も絶え絶えになりながら彼の名前を呼ぶと、やっと唇が離れた。
いつになく真剣な目が私の姿をとらえている。
それは初めて見る彼の表情だった。
一呼吸おいて、大樹さんが私の服を脱がそうとしてくる。
「えっ、ちょっと待って…」
「いやだ?」
お酒のせいでろくに抵抗できない私に、大樹さんが聞いてきた。
正直、嫌ではない。嫌ではないけど…。
「私、お風呂入ってないです…」
それを聞いて大樹さんは噴き出すように笑った。
「大丈夫だよぉ。俺は気にしない」
「で、でも…」
「はい、脱いじゃおうねぇ」
あっという間にすべて脱がされた私は、大樹さんの愛撫を受け入れるしかなかった。
彼の手が首筋を伝って胸にたどり着くと、体が反応してしまう。
「あっそこ…んっ…!」
「体も真っ赤だ…本当にお酒弱いんだね」
何度も乳首を触られ、あられもない声が出る。
ねろりとした感触がしたかと思うと、大樹さんの舌が私の身体を這っていた。
「あっ!それ…んんっ!あっああぁっ!」
転がすように乳首を舐められ、吸われ、同時に下も指でやわやわと触られていたため自然と声が大きくなってしまう。
下半身が潤っているのが自分でもわかり、恥ずかしさに顔が熱くなった。
「ふふっもう大丈夫そうかな?」
いつの間にか服を脱いでいた大樹さんが、私の脚を広げそのまま覆いかぶさる。
ドキドキする余裕もないほど、それはすぐに私の中へと入ってきた。
「ん、あっ、入って、来てる…あああっ」
「っはぁ…すごく熱いよ、優さんの中…」
最初はゆっくり動いていたのが、次第に速く、追い詰めるような律動に変わる。
苦しそうな大樹さんの顔と声が近くて、おかしくなりそうだった。
体勢を変えないまましばらく規則正しい動きが続く。
声はどんどん大きくなり、お互い限界が近づいているのがわかった。
「あぁ、大樹、さん、私、もう…あっ、イキ、そう…!」
「んっ…うん、いいよ、一緒にイこう?」
そう言うとさらに動きが早くなり、私はほとんど悲鳴に近い声を上げた。
がつがつと奥をえぐるような動きの後、目の前が真っ白になり、私の中で大樹さんも果てた。
はぁ、はぁと息をしながら大樹さんは私を抱きしめる。
「すっごく良かった…。もうお酒飲みすぎたら、ダメだよ?」
わずかな力で私も彼を抱きしめ返し、小さく「はい」と返事をしてゆっくり眠りに落ちていった。
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