仕事に疲れて帰ってきたら見知らぬ場所について、そこでマッサージを受けることに。 (ページ 3)
しかし、ケイニスはその直前でピタリと動きを止めて顔を離してしまった。
「…え?」
あと少しでイケそうだったのに寸止めされて困惑する夏帆に、ケイニスは笑みを浮かべて問いかけた。
「どうします?続けて欲しいですか?」
「そ、それは…」
「ただし最後までした場合、あなたにはずっとここに居てもらうことになります。それでもいいなら続きをして差し上げますよ」
「ずっと、ここ…に」
「はい。ずっとここで私と暮らすんですよ」
夏帆は考える。
これがただの夢でないことは、とっくに気づいている。
しかし、この夢から覚めたところで現実では仕事漬けの日々が続くだけだ。
それならばいっそのこと…。
「わ、わかりました。続けてください」
「ふふっ、ありがとうございます」
そう言うなりケイニスは自分のモノを取り出して夏帆にあてがった。
「力を抜かないと痛いですよ」
「は、はい」
夏帆は言われた通りに深呼吸を繰り返す。
やがて十分に力が抜けたと判断したケイニスはゆっくりと挿入していく。
「んっ…あぁっ」
想像以上の質量と圧迫感に苦しそうな声を上げる夏帆だったが、それも最初だけだった。
膣内を押し広げられる感覚に徐々に快感を覚え始め、全て収まった頃にはすっかり蕩けた表情になっていた。
ケイニスは軽く数回突いて具合を確かめると、ゆっくりと抽挿を始めた。
「あっ、あんっ、ふぅっ」
奥を突かれるたびに甘い声で鳴く夏帆を見て、ケイニスはさらに激しく責め立てる。
「どうです、気持ち良いですか?」
「はいっ、きもちいですぅっ」
「素直でよろしい」
ケイニスはさらにペースを上げていく。
肉同士がぶつかり合う音と水音が部屋中に響き渡る。
「あ、ああっ、イクっ!」
夏帆は背中を反らせながら二度目の絶頂を迎える。
その締め付けによってケイニスも限界に達し、夏帆の中に精を放った。
「はぁっ、はぁっ」
肩を上下させて息をする夏帆の頭を撫でながらケイニスはキスをした。
「んむっ…ちゅぱっ」
口内に侵入してきた舌を受け入れて絡ませる。
そのまましばらくお互いの唾液を交換し合い、唇が離れる時には銀色の糸を引いた。
「ん…これからよろしくお願いしますね」
「…はい」
こうして夏帆はこの世界で新たな人生を歩むことになったのであった。
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