サークル旅行で雑魚寝した布団には憧れの先輩が。我慢ができない私たちは、みんなに気づかれないように激しく… (ページ 2)
午前1時。
ずいぶんな深酒をしたメンバーが意外と多かったため、ギブアップする時間が早かった。
朱里もその例外ではなく、あらかじめ敷かれていた人数分の布団の一つに、小さくなって眠っていた。
涼馬にあんな嬉しいことを言われて、かなり嬉しかった朱里は、満足げに眠っている。
しかし、そのまどろみの中で、布団がわずかに動く感覚があった。
「…ん…」
寝返りを打って確認する。…布団はまだ動いている。
次の瞬間、背中に人の体温を感じ、朱里は一気に目が覚めた。…しかし、身体は動かない。
「…朱里…?」
その背中にいたのは、まぎれもない、涼馬だったからだ。
間違いようがない。
きっと一番そばで感じていたであろう、涼馬の柔軟剤の匂い。でも、今日が一番近くて、一番匂いを強く感じた。
「…せん、ぱい…?」
「しー。静かに。みんな起きちゃう」
「…っ」
後ろからぎゅっと手をまわされ、身体全体が涼馬に包み込まれる。心臓の音で、きっと朱里の気持ちは絶対バレているだろう。
「…寝る場所、まちがってます」
「んーん。間違ってない。…こっちむいて、朱里」
「…やです」
「だーめ」
ぐいっと肩をつかまれ、押し倒されるような形で向かい合わせになる。…布団で覆われているとはいえ、みんなにバレてしまうかもしれないというスリルがすごい。
涼馬はじっと朱里を見る。…目が慣れていないのだろうか、顔が…近い…。
「…ん…っ」
気が付けば、2人は互いの唇を合わせていた。
一回涼馬が唇を離す。しかし、我慢できなくなってしまった涼馬は、今度は激しいキスを朱里に落としていった。
「ん…っ、ふぅ…あ、せんぱ…」
「涼馬って呼んで」
「あ…涼馬、さん…」
耳元でそうささやく涼馬は、とても余裕がなさそうだった。
布団が少しめくれ、月明かりが入ってくる。二人の目は完全に合い、涼馬は浴衣がはだけてしまった朱里を見て、ついに理性が崩壊してしまった。
「あ…っ、はぁ…」
「…声、我慢してな」
「…っ♡」
朱里は、憧れの涼馬に責め立てられているという、声を出さずにはいられない幸福感に悦びを感じていると、涼馬はそんなものお構いなしにちらりと見えたふくらみを揉みしだく。
「…っ、あ…ん」
「しー」
「んむ…ん…」
空いている手で朱里の口をふさぐ。少しずつ、浴衣がお互いはだけてきて、生脚の感覚が下半身に広がる。涼馬はぐぐっと下半身を近づけて、朱里は絡まる脚の感覚に身をよじらせていた。
「…朱里、きもちい?」
「ふ…んあ…、だめです、涼馬さん…っ、やめ…」
「もーだめ。とまんないわ」
涼馬は、朱里の下半身に手を伸ばすと、強引にショーツをずらし、秘部をペロリと舐める。
「…~~~っ♡」
涼馬は、少しずつ舐める角度や強さを変えていき、朱里が気持ちいいところを探り当てる。
朱里は声を我慢するのがやっとで、快感で頭が真っ白になりそうだった。
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