既婚者の元カレと久々の再会!カップルシートでのイチャイチャだけではやめられず… (ページ 2)

「それで、そのクソ上司。由奈に何したって?」

お酒が進むにつれて、諒平の口調はどんどんと強くなる。それもそのはずで、由奈が受けているセクハラはまぁまぁひどい。

肩を揉まれる。資料を渡す時に手を握られる。ブラジャーのホックを撫でるかのように背中に手を置く。

だがどれも、そんな気はなかったといわれてしまえば、それで済んでしまうようなギリギリのもので、とはいえこれが毎日続くのだから、由奈の精神はすり減っていた。

「だから転職したくて。でも、私なんて、大したスキルもないから」

「いや、由奈は魅力的だよ!」

怒ったように諒平は言い、その後、照れてしまったのか、お酒のせいなのか、顔を赤らめてそっぼを向いてしまった。

そんな諒平が可愛くて、ありがとうと素直にお礼を言う。

「諒平が上司だったら、セクハラだなんて思わないかも。むしろちょっと嬉しかったりして」

重たい話ばかり続いていたので、由奈は空気を明るくするために、そんな冗談を言った。

視線を戻した諒平と目が合い、不意に見つめ合う。

急に触れていた硬い膝に全ての神経が集中する。膝だけ燃えたようにカッと熱くなった。

諒平もその熱を感じとったのか、大きな手のひらで由奈の膝にそっと触れた。

「なぁ、怖くない?」

諒平は優しく由奈に問いかける。さっきまで上司に似たようなセクハラを受けていた由奈の心情を慮ったのだろう。

「怖くないよ」

でも、と由奈は思う。その優しさは優しさじゃない。なぜなら諒平は既婚者だ。守るべき家族がいる。

けれど分かっていて、触れてほしいと思った由奈も彼と同罪なのかもしれない。

賑やかだったはずの周りの声が急に遠くに感じた。

諒平は手のひらの位置をゆっくりと上昇させる。太腿の内側を進んでいく手のひらを受け入れるように由奈は股をほんの少し開いた。

その合図を受けとった諒平の指が、由奈の敏感な割れ目へと向かう。

「…っん」

由奈は甘い吐息を漏らしながら、何も掴むものがなくて、ただ唇を噛んだ。

諒平はワレメに指を這わせ、人差し指で上下に擦る。その指の先端が中心の蕾を探りあて、強く転がされる。

「ああン…ッ、ハッ、アァ…」

思わず大きな声が出た由奈の口を諒平の唇が塞いだ。右の指でクリトリスを執拗に弄られながら、口内のすべてを味わうかのように諒平の舌が派手に動きまわる。

酔いも回って由奈は快感に溺れるほかなかった。ついさっきまで、ただ隣でお酒を飲んでいただけなのに。

徐々に強引になっていく諒平の指先と舌が、なぜだか心地良くて、身体が『もっと』と叫んでいた。

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