警戒心がないと彼に怒られエッチすぎるお仕置きにおぼれた夜
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警戒心がないと彼に怒られエッチすぎるお仕置きにおぼれた夜 (ページ 1)
「ちょっと、恵理さん飲み過ぎですよ。…ったく、ほらちゃんと掴まってください」
「大丈夫大丈夫~」
(飲み会楽しかったな~。あれ、でもどうやって帰ってきたんだっけ?)
「恵理?今帰り?」
後ろから聞きなれた声がして振り返ると、そこには同棲中の彼、瑛斗がいた。
なんだか不機嫌な顔をしていて、瑛斗の視線は恵理の腰に回った同僚の手にいっている。
だが、酔っ払っている恵理はそんなことにも気が付かない。
「うん、そうそう!二次会で帰ってきちゃった!同僚が危ないからって送ってってくれたんだ~」
「そうでしたか、恵理のこと送ってくださってありがとうございます」
瑛斗が恵理の腕を掴んで引き寄せ、同僚にお礼を言うとすぐにエレベーターに向かって歩き出した。
普段人にはお礼と謝罪はしっかり伝える誠実な瑛斗にしては不自然なほど早く切り上げたものだから、流石の恵理もいつもとは違う雰囲気を察した。
「瑛斗?どうしたの?何か怒ってるの?」
エレベーターに乗り込み、横にいる瑛斗を見上げる。
瑛斗のシャープな輪郭のラインを見て、かっこいいなぁと見とれている恵理は彼が不機嫌であることを忘れてしまっていた。
瑛斗は恵理を見つめると、深くため息をついた。
何も話してもらえない状況に恵理が不安を覚えたその時、丁度自分たちの部屋がある階につき、瑛斗に手を引かれ部屋へと入った。
カチャカチャと鍵を置く音が聞こえたと思ったら、瑛斗が玄関の壁に恵理を押し付けてきた。
「瑛斗?…んぅっ!」
いつもの瑛斗ならしない、すごく強引なキス。
しかも、目が合っているのに、その目がとても冷たい。
口付けてすぐに、こじ開けるように割り込んでくる舌。
舌を引っ張り出して、奪うようにきつく吸い上げられる。
普段と違うその行為に、間違いなく怒っていることは恵理にもわかった。
だが、肝心の何に怒っているのかがわからない。
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