好きなのに、こじれた関係の同期に誘惑され、今夜だけと淫らに狂う社員旅行の夜 (ページ 3)
「春香、来てくてたんだ」
部屋には三組の布団が敷かれていて、功以外には誰もいなかった。
「先輩たちは?」
「彼女のとことか、夜のお店とか」
布団の上に並んで座り、ビールのプルトップを開ける。
「今日は、お疲れさま」
自分の口から出てきた、あまりにもありきたりな言葉に拍子抜けする。
でも、言いたいことも、聞きたいことも、言いたくないことも、聞かれたくないことも、山ほどありすぎて何をしゃべったらいいのかわからない。
「春香、昼間はごめんな。ちょっとイライラしてて…それからさっきもごめん。宴会の席で春香見てたら、なんか不安になってきて…」
功は酔うと、やたらと人に謝る癖がある。
「不安って?」
「春香をまた誰かに取られるんじゃないかって」
やっぱり、酔っ払ってまた誰かとヤると思われてたんだ。
だったら、それなりの振る舞いで応える。
「功、運転上手いから期待しちゃうな。最近してないから、キスされただけですごくしたくなっちゃって」
「ごめん、別にそういうつもりじゃ…」
じゃあどういうつもりなんだ、功。
私は功の唇をキスで塞ぐ。
ためらいがちに舌が入ってきて、身体が甘く痺れる。
上あごを舌の先でなぞられて、私も舌の付け根の柔らかいところに舌を這わせる。
後ろから抱きしめられて、膝の上に身体を乗せられる。
功の身体は熱く、硬く熱を持った器官が背中に当たる。
功が眼鏡を外し、枕元に置いた。
耳たぶを甘噛みされ、耳の中に舌が侵入してくる。
「あんっ…」
浴衣の前がはだけられて、ブラの肩ひもが落とされる。
長い指の先で乳首を転がされる。
「ああっ…功…」
好き、と出かかった、言葉を飲み込む。
そういうのは、期待されていない。
「春香の声、やっぱりエロいな。オフィスでもうっかり勃ちそうになる」
功の舌が首筋を這い、うなじを通って背骨の窪みにまで降りてくる。
「あんっ…あっ…だめっ…あっ…」
その間も執拗に両方の乳首を捏ねられて、鋭い快感が脳にまで抜け、声を漏らしてしまう。
身体の奥にある甘い痺れが、うねりながら溶けて、腰が震える。
ブラのホックが外され、浴衣の腰ひもが解かれ、功は下着一枚になった私を布団に横たえる。
「春香、すごくきれい」
欲望のこもった目で見つめられて、触れられてもいないクリトリスが疼いて、あそこがぎゅっとなって、とろりとした液を出す。
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