大学時代の元カレを偶然見かけ、ベタベタになりながら感じた甘く激しいエッチを思い出す (ページ 3)
「恵、恵、愛してる…」
哲也が腰の動きはそのままに、上半身から恵に覆い被さり、口づけをする。
舌と舌を絡め、お互いの唾液でベタベタになりながらキスを続けた。
「あっ、恵、俺、ヤバい…」
「哲也、愛してる、いいよ、来て…」
ガンガンガンガン。
ギシギシギシギシ。
「っく!!」
「あん!あぁあああああ!」
哲也はイク寸前にペニスを恵から引き抜き、恵の胸に向かって精液を発射した。
ピューーー、ビュルル、ビュルル。
恵の胸があっという間に白濁した液体に覆われていく。
絶頂の余韻を引きずっている恵は、子宮の内側から幾度となく快感の波が押し寄せ、体がビクンビクンと動いてしまう。
そのたびにドロドロがシーツにこぼれそうになり、恵は必死に両手で胸の中側に寄せ集めた。
「哲也、いっぱい出たね、うれしい…」
「恵、すげぇ気持ちよかった…でも…」
そう言うと哲也は体勢を整え、再び恵の中に入ってきた。
「あん!哲也!」
「俺のザーメン浴びた恵のおっぱい見てたら、もっとしたくなった、覚悟しろよ」
ガンガンガンガン。
哲也がさっきよりも激しく腰を打ち付ける。
恵はふわふわする意識の中、再び大きな波に呑まれそうになっていた。
*****
この日は結局、次の日の朝が来るまで8度も体を重ねて、最後には2人とも口も利けないほど疲弊していた。
けれども、この日の哲也の熱を帯びた眼差しや、部屋に漂う2人の汗と精液の匂い、2人の動きに合わせて鳴り響くギシギシガタガタという音を、恵は今でも鮮明に思い出すことができた。
今は、少し大人しいけれど真面目で恵のことを大切に扱ってくれる旦那と、お互いの呼吸に合わせた穏やかなセックスを週末にする、そんな日々。
こういう日常も幸せが溢れていて好きだけれども、どこかであのときのような情熱を求めているのかな…。
恵がそんなことを考えていたとき、突然後ろから言葉が降ってきた。
「あれ!?恵じゃない??恵だよね?おまえここで何してんの?」
「あぁ、哲也くん、久しぶり。お茶してた」
「恵、この辺に住んでるの?だったら今度メシでも行こうよ」
「え?ああ、そうだけど…ごめん、最近忙しくて、ちょっと無理かな…」
「そうなの?残念。じゃあまたな」
「うん、また…」
恵は去っていく哲也の後ろ姿を見ながら、懐かしくて憧れる思い出は、思い出のままにしておこうと心に決めたのだった。
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