合コンで出会ったちょっと強引な彼に導かれ、初めて味わう甘~い夜 (ページ 4)
「舌、出して?」
言われるがまま舌を出すと、直人に繰り返し強い力で吸い上げられる。
「奈々の舌、すべすべで、柔らかくて、おいしい…」
下半身の圧迫と舌の刺激が相まって、頭の中で白い光がチカチカしている。
直人の背中に回している指の先にも力が入り、すぐに彼に伝わってしまう。
「奈々、気持ちいいの?イキそう?」
「うん、直人、あぁ!あぁん!!!!!!」
直人の言葉を聞くか聞かないかのうちに、わたしは大きな波に呑まれ、激しく果ててしまった。
痙攣のおさまらないわたしを、直人がぎゅっと抱き締める。
「奈々超かわいい、超エロい。今のすっごい興奮した」
直人の腰の動きが激しくなる。
「あぁ、俺も、もう…奈々、奈々、イクよ?中でイクよ?」
直人が目を閉じ、苦悶の表情を浮かべる。
「くっ!」
直人は腰から太ももにかけて一瞬硬直したのち、がくがくがくと、何度も腰を打ち付ける。
その激しい刺激で、わたしはもう一度絶頂へと導かれた。
「あぁあ!直人、わたしも、イッ、ちゃう…あぁあああ!」
そのまま少しの間快感の頂をさまよい、次に気が付くと直人が隣で上半身を起こし、ゴムを外しているところだった。
直人はわたしの視線に気付くと、恥ずかしそうにこちらを見た。
「奈々、最高だね、俺気持ちよすぎて、こんなに出ちゃった」
初めて見せる直人の砕けた表情に、わたしは文字通り胸がきゅんとした。
急に直人が愛おしく感じ、少しいじわるに聞いてみる。
「直人ってこういうの慣れてるよね」
「え?そう見えた?そう見えてたなら嬉しいよ。だって俺、奈々がかわいすぎるから緊張して、いっぱいいっぱいだった」
「本当に?」
「そうだよ、だってほら、余裕なくてすぐイッちゃったし…ね、奈々、もう一回ちゃんとそのきれいな体を見せて?」
そう言ってわたしを横から抱え、自分のお腹の上に抱き上げた。
直人はわたしを騎乗位の体勢で座らせ、お尻、腰、胸と、下から順に優しく触れながら囁く。
「このラインがいいね、いい曲線。奈々、本当にきれいだ」
わたしは決してスタイルがいいわけでもないけれど、直人の言葉の真偽はどうでもよくて、この夢のような時間をもうしばらく味わうことに決めたのだった。
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