合コンで出会ったちょっと強引な彼に導かれ、初めて味わう甘~い夜 (ページ 2)
部屋に着くと、直人はわたしを大きなベッドの淵に座らせ、耳元で囁いた。
「奈々、すごい美人だね。俺ずっと、奈々のことを探していたよ」
そんなことを言われたことのないわたしは思わず笑ってしまいそうになるけれど、ふと見えた直人の目が思いの外真剣で、ドキリとした。
そのまま耳に口づけされ、それを皮切りにおでこ、まぶた、頬、首と、直人の唇が優しく触れていく。
一旦唇の動きをやめ、手でわたしのあごを支えたまま、じっと見つめる。
「この唇の形、キスを誘ってるみたいで、すごい好き」
そう言うと親指の腹でわたしの唇の輪郭を辿り、直人の柔らかな唇をわたしの唇に重ねた。
しばらく軽い口づけをした後、直人の舌が唇を割って中に入ってくる。
さっきまでの軽く優しい口づけと異なり、舌の動きは力強く、わたしの舌を探りあてると右へ左へ絡め、上の歯の裏側を舌先でなぞったかと思うと、口の中を強く吸い上げる。
息もできないキスとはこういうのを言うのかなと頭の片隅でぼんやり考えながら、わたしはすっかり骨抜きにされていた。
気付くとワンピースのファスナーが下ろされ、あらわになった上半身に直人の手が伸びてきていた。
「奈々のおっぱい、ふわふわだね。超気持ちいい」
直人はわたしを横たえ、ワンピースを足元から引き抜くと、下着姿になったわたしの上に覆い被さる。
そのままわたしのキャミソールを脱がし、自分のシャツを脱ぎ、わたしのストッキングを下ろし、自分のベルトを外し、ズボンを脱いで…という具合に、わたしの服と自分の服を交互に剥いで、徐々に裸になっていった。
その間も直人の甘い囁きは止まらない。
「奈々の下着姿、セクシーだね」
「やだ恥ずかしい…」
「脚の形、すごくきれいだね」
「…」
「奈々のブラジャーかわいいね、よく似合ってる」
「…」
どう応えていいかわからなくなってきたので、ただ直人の甘い声に身を委ねることにした。
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