不倫中の彼氏と埠頭で人知れずトロあまカーセックス、羞恥心に乱れ腰が止まらない (ページ 3)
大輔は私にバスタオルをかぶせて、窓を開けた。ほんのり潮の香りがする。
「誰も…いないよね?」
行為中はあんなに想像したことが、現実になっていないか不安で私は大輔に尋ねた。
「大丈夫だよ」
私はホッと胸を撫で下ろした。しかし余韻に浸っている場合ではない。汗をバスタオルで拭き取り、車内に散乱した服を集めて再び身につける。
「こんな激しいの初めてかも…こういうのもいいなぁ」
大輔はまんざらでもない様子だった。
「私も初めてだよ…」
助手席に戻った私は大輔の独り言ともとれる呟きに答えた。
―― でもよかった…。
私はこんな熱い夜を大輔が経験していなかったことが少し嬉しかった。その初めての相手が私でよかった。
「ホテルでも、さくらのあの顔もっかい見たいな」
運転席に戻ってきた大輔は、どうやら二回戦をやる気満々のようだ。
「大輔が喜んでくれるなら、いいよ」
私との熱いセックスが記憶に残ってくれるのなら。私のことが忘れられない体になっていくのなら…。
そんな秘めた想いに応えるかのように私たちは熱いキスを交わして、ホテルへ向かうのだった。
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