いつも淡白なエッチをする彼氏に、自分の魅力不足かと不安を感じていたが、実は絶倫だった話 (ページ 3)

「ちょっと…休、憩…ふ、んん」

「俺が満足するまで付き合ってくれるんでしょう？　なら、もうちょっと…頑張ってっ」

ずろろ…とゆっくり剛直を抜かれたと思ったら、ズンっと一気に最奥をなぶられ、私は何回目かの絶頂に達した。
頬をつたう生理的な涙を直樹はぺろりと舐めとると、間髪入れず再び奥を揺するように動き出した。
この、子宮全体を揺すぶられる動きは、快感が強すぎて…。

「だ…めぇ、だめ直樹…っ。それ…」

「絵美、これ好きだよね。イっていいよ」

「っやぁ！　もう…イきたくな…あ、んあぁ」

もうこれ以上イッたら、本当に頭がおかしくなってしまう。
そう思うのに、直樹に馴らされた身体は従順に快楽を拾い、むしろ喜んで高みへと上ってしまう。

ビクビクと身体を震わせ呆気なく果てた私は、もう息も絶え絶えなのに。
直樹は私が達した後も休ませるつもりがないように、長いストロークで動き続けていた。

「まっ…て！　いま、イって…いあぁぁ」

「ごめん。俺もイきそうだから…もうちょっと頑張って」

過ぎた快感は苦痛ですらあって、力の入らない腕で直樹の胸を押すけれど、逆に両手首を捕らえて頭上でまとめ上げられてしまう。
動きも支配されて、フィニッシュ寸前の激しい律動を問答無用で与えられ、私は声も出せずに立て続けに達した。

「…っ、ぁ……、っ…」

「ぐ…、絵美っ」

私の中の激しい締め付けに誘われるように、直樹は私をきつく抱きしめながら3回目の吐精を果たした。

ようやく3回目。
これで終われるかな…と、ふわふわとした心地に陶酔しながら安堵していたとき。
直樹は最後の一滴まで注ぐように自身を奥に擦りつけたあと、ゆっくりと抜くと、おもむろに4個目のスキンの袋を取り出した。

「もう…本当に無理…だよ…」

「絵美…俺の、触ってみて？」

イきすぎて力の抜けた私の手を導いて、触らせた直樹の逸物は…3回吐精したにも関わらず硬さも太さもそのままに、熱を持ったまま赤黒く上を向いている。
ヒクっと口元を引き攣らせた私に苦笑する直樹は、触らせたまま耳元で囁いた。

「…絵美を抱いてると、際限なく男の欲が湧いてくるから、いつも本当に大変だったんだよ」

嫌われたくないから、理性を総動員していつも1回で終わってたんだけど。
でも逆にそのせいで不安にさせてたなら…もう我慢しない。
絵美、受け入れて――

耳が溶けるかと思った。
もうヘトヘトなのに、こんなにも求められているとわかって、嬉しくないわけがない。

私は自ら脚を開き、濡れそぼり貪欲に刺激を待ちわびている場所まで剛直を誘った。

「…シて？　もう、私が止めてって言っても、止めなくていいから…。明日ポンコツになってるかもしれないけど」

苦笑気味に、でも本心からそう伝えると、直樹は低く唸るように息を吐いて自身を再び埋め込んだ。

「そんなこと言っていいの？　まだしばらくは離してあげられないから…覚悟してね」

そうしてGスポットを抉るような律動が始まり、私は早々に愉悦の海へと突き落とされた。
幸い、明日も明後日も予定はない。
（明日起きたら、直樹に責任もって全部お世話してもらおう）
そう決めて、私は直樹に身を委ねた。

結局私の意識がトぶまで、その日の情事は続いた――