あれ!?私、不感症のはずなのに…先輩、SEX上手すぎます! (ページ 2)

近いからという理由で先輩の家に連れ込まれ、部屋に入るや否や流れるように寝室に入った私は、存在感を放つベッドを目にして尻込みする。
そんな私を他所に、原田先輩は自分のジャケットをばさりと脱ぎ捨て、私の肩に手を掛けて振り向かせた。

「触るよ?」

「…っ、は…ぃ」

電気も点けていない室内は、月明かりだけが頼りで。
しかし先輩の顔はやけにハッキリと見えてしまい、その瞳がたたえている熱さもありありと伝わってきてしまう。

消え入るような声で答えると、原田先輩の長い指がうなじに触れ、首筋に沿って下へと下りてきた。
首筋をつたう指にジンッと痺れるような感覚を得て戸惑っているうちに、先輩は私のジャケットを脱がし、ワイシャツのボタンを取り去り…気がついたときにはもう下着姿になっていた。
いや、手際よすぎ!? と驚く暇もなく、トンっと肩を押されて後ろにあったベッドに背中から倒れた。

「ぁ…原田先輩、ちょっと待って」

ようやく出た静止の声だったが、先輩は構うことなくベッドに乗り上げてくる。
私の体を跨ぐように陣取ると、まるで見せつけるかのようにネクタイをゆっくり緩めながら低い声で言った。

「大丈夫。お前、不感症なんかじゃないよ」

「へ? …ぁっ」

首筋から耳までを舐め上げられ、どういうこと? という疑問のかわりに吐息が漏れる。
そのまま耳の輪郭を描くようにツツッと舌先で刺激され、私はなんとも形容しがたいむず痒さを感じて身じろいだ。

「ん…、ふぁ…先輩、それ、やだ…」

「嫌? 良さそうに見えるけど…」

そう言うと、少し浮いた背中に腕が回り、あっという間にブラのホックを外してしまう。

「ほら、乳首もこんなに硬くなって…」

そんな筈はない…と驚いてそこに目をやると、たしかにツンっと上を向いてその存在を主張していた。

「あ…いや、なんで…っ」

「だから言ったでしょ、本条は全然不感症なんかじゃないよ。むしろ感度良すぎるくらい」

やわやわと胸を弄びながらチュッ…と首筋からキスしながら下りてきた唇が、おもむろにパクッと私の尖りを咥えた。
それまで感じていたむず痒さが、決定的な快感に変貌する。
ビクッと硬直した私の体を察して、そこをついばみつつ『大丈夫だ』と言うように、シーツを握りしめている私の手を包み込んだ。

「う…そ、…あぁっ」

「そのまま、気持ちよくなってて…」

先輩は嬉しそうにそう言うと、再び私の胸に顔を埋めた。
乳首を舌先で器用に転がし、時に食みながら吸い上げて。
乳房は触れるか触れないかくらいのタッチでやわやわと揉みしだかれる。
いままで胸でなんて感じたことないのに、ジワジワとした気持ちよさで高められていく。
それだけではなく、なんだか下腹部までキュウっと切なくなってきてしまう。

軽く混乱状態の私は、おもむろにお腹に手をやるものの、どうしたらこの切なさを解放できるのかまったくわからないでいると。

「ああ、そろそろこっちが欲しくなった?」

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