再会した元カレの愛撫に翻弄されて貫かれて…でも、本当に欲しいのは、 (ページ 4)
「待って、そんなのずるい…ん、んぅっ」
貴美子の抗議を塞ぐように、伸悟は一気に貫いてきた。
さらに密着するように最奥を圧迫されて、貴美子はたまらず甘い声をあげる。
「あッ、あぁん、あぅッ」
突き上げられるたびに貴美子を甘美なしびれが襲い、それから逃れようと無意識に背が反らされる。
しかし覆い被さってきた伸悟に口を塞がれ、逃げ場がなくなってしまった。
口からも与えられる快感に酔った貴美子は気付けば自分からも舌で応え、伸悟の腰に脚を絡めていた。
長いキスで互いの唇は濡れ、ベッド際の仄(ほの)かな明かりを反射して艶めかしく光る伸悟の唇に、貴美子はもっと彼が欲しくなった。
「一回くらいじゃ、許してあげないから…」
「…へぇ。じゃあ、何回も付き合ってくれるんだな?」
貴美子の手が握られると、伸悟の腰の動きが大胆になった。
「…はぅ、ん、あんッ…もっと、全部、ちょうだい…アッ、アァッ」
力強い突き上げによる快感で身体から力が抜けていくが、伸悟の腰に絡めた脚には逆に力が込められた。
溢れる愛液が立てるいやらしい音は、ますます貴美子を煽った。
膣内を激しく出入りして、容赦なく奥深くを押し上げてくる逞しい肉棒に翻弄される。
苦しいほどの快感に息が乱れた。
「ア、ヤァッ…伸悟…ッ、アアアッ」
さんざん揺さぶられた貴美子は、ついに気絶しそうな絶頂を迎えて叫び声をあげた。
小刻みに震えながら、ナカを占領する肉棒のカタチがわかるくらいに締めつけたのを感じた。
その彼が小さく呻いてゴム越しに熱を放ったのも。
激しい絶頂の後は、頭の芯がボーッとして全身に倦怠感が広がっていった。
肉棒が引き抜かれ、伸悟は息を吐くと倒れるように隣に横たわる。
「ふふ…もう、限界…?」
「息切れしながら言うか…?」
「伸悟も、眠そう」
貴美子が指摘すると、伸悟は苦笑した。
二人はしばらく無言で隣り合う体温を感じていた。
まだ眠ってはいない。
やがて貴美子は伸悟の手に触れて話し始めた。
「あの頃の私、子供だったね。自分のことばかりで、あなたのことを考えているつもりで、全然そうじゃなかった」
伸悟がその手を握り返してくる。
「それは俺だって…だから、別れちゃったんだ。…あのさ」
そこで伸悟はいったん言葉を切ったが、貴美子は続きが何となくわかった。
きっと、同じことを考えているはずだと思った。
そしてそれは、先ほどから彼が言いかけてはやめていたことなのだろう。
「もう一度、付き合ってくれるかな?貴美子と、もっと一緒にいたいんだ。もっと、知りたい」
貴美子は伸悟の肩口に頬を寄せる。
やはり、同じことを考えていた。
そのことが嬉しくて、貴美子は心が温かく満たされていくのを感じた。
「もう一度、一緒にいよう」
二人は誓い合うようにキスを交わした。
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