幼馴染の双子の兄弟が私を巡って大喧嘩!二人にベッドへ押し倒されてしまい… (ページ 2)

再び険悪ムードが流れるが、由衣花は話の展開についていけず、動揺するばかりだ。

つまり双子は、由衣花のことを恋愛対象として好きだという解釈になる。

「おい由衣花、兄貴と俺、どっちがいい!?」

「順番おかしくない!? まず告白が先じゃないの!? それに私、亮介とお兄ちゃん、どっちも好きだし…」

「俺の方が由衣花のこと大事にできる!」

「いいや、俺だね!」

「ああ、もう!」

告白同然の会話に、由衣花は頭が混乱する。双子兄弟は確かに顔だけじゃなく、性格だっていい。互いの両親仲も良好だし、結婚しちゃってもいいわよ、というゆるゆるぶりだ。

「…じゃあ、由衣花。お前が決めてくれ。俺と兄貴、どっちがいいか」

そんなの無理、と拒否する暇もなく、由衣花は部屋にあるベッドの上に押し倒された。

*****

真剣な表情で見下ろす兄弟に、どきりと心臓が跳ねる。さんざん手を繋いで触れ合ったし、小さい頃は一緒に眠ったこともあるのに、いつの間にか完全な「男」になっていたことに、由衣花は改めて驚かされる。

両耳から、それぞれの声で「由衣花」と囁かれ、びくんと身体が波打った。

「あっ…」

「由衣花…俺の手で、気持ちよくしてあげる」

「俺が由衣花のこと、気持ちよくするからね」

囁きながら、由衣花の耳たぶを舌で舐めたり、唇で挟んだり、キスをしたりする。そのリップ音だけで、由衣花は身体をくねらせながら喘いでしまう。

「あんっ…待って、耳だめぇっ…! そんな、いっぺんに…あぁんっ!」

一斉に両側から耳を責め立てられる。「かわいいよ」とか「大好きだよ」と熱っぽく囁かれて、頭がパンクしそうになる。

ブラウスにミニスカートという、男の部屋に行くには警戒心の薄い衣服。それを後悔しても遅い。

太腿に亮介の手が、ブラウス越しに兄の手が胸元をまさぐってきて、由衣花は弱々しく「だめえっ…!」と叫んで首を振った。

それでも兄弟の手は止まらない。ボタンを器用に片手で外して、フリルが可愛らしい下着があらわになる。両側から優しい手付きで揉みしだかれて、一段と声が甘く、いやらしくなっていく。

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