大好きだった先輩と再会し、恥ずかしいと言いながらも濡れていく私の身体…。
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大好きだった先輩と再会し、恥ずかしいと言いながらも濡れていく私の身体…。 (ページ 1)
「梨花ちゃん!元気?覚えてる?」
ある日スマホの通知を見ると、こんなメッセージが届いていた。
「え?誰だろう…」と怖かったが恐る恐るメッセージを見てみることにした。
「拓海さん…!?」
高校一年の秋。
初めてバイトしたのが焼肉屋だった。初めてのバイトで緊張していた私は焼肉屋の仕事を覚えることで精いっぱいで、バイト仲間ともなかなか打ち解けられずにいた。そんな時、優しく声をかけてくれたのが拓海さんだ。
私は拓海さんのことが好きだった。
だが、当時拓海さんには好きな人がいて私の片思いに終わったのだ。
そして、拓海さんは高校卒業と同時に都会へ旅立っていった。
*****
「どうしたんだろう…」と思いながらも高鳴る鼓動を抑えきれずに返信をする私。
「拓海さん!お久しぶりです。いきなりどうしたんですか?」
「いや、それがね今地元に帰って来てて。もし梨花ちゃんが大丈夫ならみんなで飲まない?」
さらに高鳴る鼓動。高校を卒業してから何年も経っているというのに、どうしてこんなに嬉しいんだろう。私はすぐに会いに行くことにした。
*****
「梨花ちゃん!久しぶり!」
お店に着くと、昔よりさらに大人になった拓海さんがいた。ドキドキしていることを悟られないように必死な私。
お店には当時のバイトメンバーが揃っていた。
「お久しぶりです」と席に着く。目の前には当時の店長が座っている。
「梨花ちゃん、拓海がどうしても梨花ちゃんのこと呼べってうるさいの。梨花ちゃんのことずっと可愛い可愛いって言ってたから来てくれて拓海、相当喜んでるよ」
「え?」店長の言葉に顔が熱くなっていくのが分かる。
「ごめんね梨花ちゃん、びっくりさせて。でもずっと可愛いって思ってたのは本当!来てくれて嬉しいよ」
「そんなわけないですよ!」と話しながら拓海さんから初めて聞く自分への思いが嬉しくてたまらなかった。
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