CDジャケットの撮影のはずが胸を揉まれて…私も次第に欲望に支配されていった (ページ 4)

何度も最奥を叩かれて、再び絶頂の波が来るのを感じた。

「いやぁ、また来ちゃう…ッ。ぁ、アァッ、ンアアアッ」

全身に鳥肌が立つような絶頂と同時に、優佳の頭の中は真っ白になった。

気が付けば、くたりとうつ伏せになって荒い呼吸を繰り返していた。

下半身は重くしびれ、秘部だけが熱い。

絶頂の余韻に、時々身体が勝手に跳ねた。

しばらくは動けそうにない。

すると、ふわりと布を掛けられた。

それから労わるように頭を撫でられる。

「…政士」

愛情を感じて、優佳はうっとりと目を閉じた。

――と、その時。

『パシャッ』

シャッターを切る音が。

その音は二回、三回と続く。

「政士…?」

まだ怠さが残る頭を動かして音の確認をすると、政士が構えるカメラの目が優佳を捉えていた。

先ほど感じた、愛情と思ったものとは?

優佳が胡乱な目で政士を見上げると、カメラの向こうから本人の顔がひょっこり現れた。

「実に偶然なんだけど、欲しかった色気が見えたんだ」

そう言って政士は無邪気な笑顔を見せるが、優佳がその写真の使用を認めるわけもなく。

「使わせるわけないでしょ。没収よ、没収!」

「えっ、そんな」

身体の怠さも吹き飛び、素早く立ち上がった優佳は政士の手からカメラを引ったくった。

そして、ササッとデータを削除。

後には政士の情けない悲鳴だけが残ったのだった。

-FIN-

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