痴漢される電車だと知りながら乗り込む私。知らない男の人の手で気持ちよくなってしまって…。 (ページ 3)
空いていた奈々の片手には、熱く滾(たぎ)って雄々しく反り返る、誰かの勃起を握らされていた。無意識にそれを擦って、ビクビクと脈うつ感覚を手のひらに感じ、自分も興奮を高めていく。
服からはだけた所も隠れている所も全部、たまらなく気持ち良い。
異様な熱気で頭がぼうっとして、電車の中だということも忘れて、奈々は艶めかしい声で喜びの声を上げてしまった。
望月に両脚を抱えられ、恥ずかしいM字開脚姿勢をとらされる。いやらしい刺激ですっかりふやけた割れ目からは、雄を誘うようにとろりとした陰蜜が垂れる。
その卑猥な光景に、囲んでいた男たちは下半身を更に勃起させていた。
我慢しきれないといった若者が、奈々の脚の間に自分のそそり勃つ性器を近づけていく。
「あっ…あぁぁあんッ…!」
とろとろに濡れきった秘裂を割って、逞(たくま)しい雄肉がぬっぷりと侵入してくる。奈々はその生々しい熱硬さにあられもない声を上げた。
中がきゅんきゅんと収縮して、勃起を悩ましく締め付ける。男も「おぉおっ」と感極まった声を出した。
互いの汗ばんだ肌が密着するたび、ぱちゅん、ぱちゅん、と肉のぶつかり合う音が、電車の音と重なる。
「あんっ! あぁっ! あはああぁんっ…!」
はじめは戸惑っていた奈々の表情は、すっかり蕩けて口元に笑みさえ浮かべていた。
自分の身体で男の人が興奮してくれるのが、ただ嬉しい。
今となってはもう、恥ずかしい自分を見られていることでさえ、快感となっていた。
そんな媚態を晒す奈々に、にやりと望月は笑う。絶頂の高みへと上りつめ、腰同士のディープキスに夢中になっている彼女に囁く。
「またのご乗車、お待ちしておりますよ。…奈々さん」
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