高校の同級生と友達が寝てる横で…!?絶対に声を出してはいけないどきどきな夜のお話 (ページ 2)

「あ、俺らどこで寝る?床?」
「そら床やろ、ちょうどええやん、こたつあるし!」
私の部屋はキッチンの奥に一つの部屋があり、そこが私の生活圏。
ベッドもこたつもテレビもある。

「でも2人とも移動で疲れてるやろ?ベッド使ったら?」
私がそういうと、遼がすかさず、
「うわあマナ様やさしいー!よし、俺がベッドで寝るわ」
といい、私のベッドに横たわる。
「いや、なんでお前がそこやねん。マナが使ったらええやろ、俺ら泊めてもらってるんやし」
友達が遼をベッドから引きはがす。
遼は不満げにベッドから起き上がると、
「わかった、ベッド争奪戦じゃんけんしよや!それやったら文句ないやろ!」
と宣言した。そして、私たち3人はだれがベッドで寝るか、じゃんけんで決めることになった。

「じゃんけんぽん!」
私はパー、遼もパー、もう1人は、チョキ。
「よっしゃー!!!!!」
「うわああああ」

こうして、友達はベッドで、遼と私はこたつで寝ることになったのだ。

*****

お風呂などをすませると、時刻はあっという間に日付をまたいでいた。
「明日朝から観光やからな、はよ寝なあかんわ」
遼がふわあっとあくびをする。
「俺めちゃめちゃ眠いわ、俺だけベッドで寝れるし秒で爆睡やわあ」
ふふんと私たちをベッドの上から見下す友達に、
「寝すぎて寝坊したらそのまま置いていくからな!」
と遼が言い返す。

「はーい、電気消すよー」
私はそう言って電気のスイッチをオフにした。部屋が真っ暗になるとベッドの方からすぐに寝息が聞こえてくる。
「待って、もう寝てない?」
「早すぎるやろ、ほんまあいつ寝つきよすぎるわ」
高校のときから授業が始まると同時に爆睡していた彼の寝つきのよさは健在のようだ。

「俺らも寝なあかんな」
「そうやねえ」
そう言って私たちは少し黙った。同じこたつで寝ているので、顔が少し近くてどきどきしてしまう。
自分の顔のすぐ先には、遼の整った顔がこちらを向いている。
目を閉じていると、意外とまつげが長いのがわかる。
早く寝なきゃと思ってぎゅっと目をつむり、遼の顔がある方とは反対に寝返りを打つ。
すると、つま先が遼の脚に触れる。

(やばい、近い…どきどきする…)

友達のはずなのに、なぜか意識してしまう。
つま先が少し触れたまま、胸の高鳴りを抑えようと息をひそめていると、今度は遼の脚が私の脚にぴったりとくっつく。

(遼ももう寝てんのかな?寝相悪いだけ?)

そのままじっとしていると、太ももがさわっとなでられた。
ドキッと胸が高鳴った。遼の手は、私の太ももを往復し、さわさわとなでている。

(やばい、どうしよう…、寝てると思われてるかな?なんで脚触ってるの…?)

心臓の音がうるさいくらいに自分の中で響いている。
さわさわと太ももをなでるその手は、秘部の近くまできてはまた戻り、またきては戻り、と私を翻弄する。
私のそこはきゅんきゅんと疼き、全神経がそこに集中してるんじゃないかと思うくらい、熱くなってしまう。

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